PC用オーディオボード、USBオーディオモジュールやオーディオ機能を重視したMedia Center PCの開発といった、日本の老舗のオーディオ専業メーカーとしては珍しくPC業界と深い関わりがあったオンキヨーが、PC製造メーカーのソーテックを買収したのが2007年7月のこと。その後、デジタルアンプ内蔵のAPX-2といったオーディオコンピュータを発売する一方、ソーテックブランドではノート型のUltra Low Cost PC(ULCPC)、いわゆるネットブックを国内メーカーとして初めて発表した。 そして今回、同じくULCPCの枠組みで開発したのが「SOTEC HDC-1L」である。見た目は「HDC-1.0」とほぼ同じだが、ブランド名はオンキヨーではなくソーテックを名乗る。HDC-1.0と同じく“音の良いPC”を目指しつつ、ULPCの枠組みで低価格化したネットトップ版HDC-1.0といった位置
先日、「VAIO type P」がソニーから発表されたのと前後して、マイクロソフトは今年(2009年)年末から来年(2010年)にかけての製品版出荷を予定しているWindows 7のパブリックベータテストを行なうと発表していた。パブリックベータテストとは一般ユーザーもベータテストに参加し、自分のコンピュータに組み込んで試すことができるテストで、つまり一般ユーザーでもテストに参加できる程度に、Windows 7の品質やパフォーマンスが上がってきていることを示すものだ。 このWindows 7パブリックベータについて、マイクロソフトWindows製品部の関係者は「Atom Zを用いたMID(Mobile Internet Device)向けのプラットフォームでの動作速度感が、Vistaよりも大きく改善されている」と話していた。 ではどの程度の動きになるのかということで、実際にVAIO type
ご承知のように、ネットブックの仕様はIntelとMicrosoftからいろいろな制限が付けられている。具体的な規定の内容は第三者に公開されていないが、これを守ることと引き替えに、CPUやOSなどが安く提供され、低価格が実現されているのだ。 ほとんどのネットブックが、ビデオ機能にIntel GMA950を使っており、低い能力に甘んじているのもこのためだ。独立したGPUを搭載すると、Intelが規定している“Netbook”の規定から外れてしまうらしい。 ところが、Atomプロセッサを搭載しながら、独立したGPUも搭載したノートPCが存在する。ASUSTeKの「N10Jc」である。正確に言えばネットブックに属する製品と言えるのか微妙ではあるが、MicrosoftのULCPC規定には合致しているようだ。 N10Jcは、ネットブックに独立したGPUが乗るとどのような実力を示すかという疑問に答えてく
本城網彦のネットブック生活研究所 ■2009年 【 3月30日】 デル「Inspiron Mini 10」 ファーストインプレッション ~日本語キーボードの製品版もテスト 【 2月16日】 1台目に向いた2スピンドルネットブック 「マウスコンピューター LB-F1500W」 【 2月 2日】 画面が大きくなった新しいLaVie Light 【 1月26日】 HDDを搭載した「Eee PC 900HA」速攻レポート 【 1月20日】 Eee PCでWindows 7を試してみた 【 1月 6日】 ワンランク上のネットブック「ASUS N10Jc」 ■2008年 【12月22日】 Bluetoothで快適! 入力デバイス編 【12月16日】 NASの導入でストレージの容量不足をカバー 【12月11日】 Inspiron mini 9+αをSSD交換で容量アップ! バッファロー「SHD-DI9M
筆者が2009 International CESの取材に出かけている間、日本のPC業界では2つの話題で盛り上がったようだ。1つはVAIO type P、もう1つはWindows 7。特に後者はPCを使うほとんどのユーザーに関係する話題だけに、注目が集まるのも当然だろう。CES会場に来ていた日本のマイクロソフト広報やWindows 7のマーケティング担当者も、ほっと胸を撫で下ろしていた。 日本のブロガーコミュニティを見ていて興味深いのは、Windows Vistaのあまりの不評とWindows 7の好評のギャップが大き過ぎ、にわかには信じられないといった論調が多いこと。それもそうだろう。単純に流れている情報だけを眺めていれば、なんとも、不景気な時期に都合良く新OSのポジティブ記事ばかり出やがって、と見えるのは致し方ないところかもしれない。 もっとも、そうした論調もWindows 7のパブリ
日本や台湾などの東アジア地域、ヨーロッパなどではネットブック特需が続いているが、コンポーネントベンダは、“ネットブックの次”を見据えた行動を起こし始めている。それが12インチや14インチなどの、ネットブックよりも大型の液晶を搭載し2kgを切るような、ウルトラポータブルノートPCの低価格化だ。AMDがCESで発表した「Yukon(ユーコン)」に対して、Intelも「Consumer ULV」というマーケティングプログラムで対抗していくことになる。 また、MicrosoftはWindows 7のSKU(製品構成)を明らかにし、ネットブック向けのSKUがStarter Editionになることが明らかにされた。Microsoftとしては、これによりULCPC版のWindowsが単なる値段の安い“フルWindows”として利用されている現状を是正したい意向だが、ULCPC版により安価なフルWind
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く