「人手に頼る手作業」から「機械化」、そして「コンピュータ制御化」へと変化してきた事例はたくさんある。それは、本連載でこれから取り上げようとしている軍事、あるいはそこで用いられるウェポン・システムやその他の各種システムにおいても同じである。 そこで本連載では、順にテーマを決めてひとつずつ掘り下げる形で、各種のウェポン・システムや軍事作戦と情報通信技術の関わりについて取り上げていくことにしよう。最初のテーマは、航空自衛隊がF-4ファントムIIの後継機(F-X)として採用を決めた、ロッキード・マーティン製F-35ライトニングII戦闘機である。 タッチスクリーン付きの大画面ディスプレイ まずは、以下の写真を御覧いただこう。これは、F-Xの機種選定プロセスが大詰めにさしかかった2011年10月に、ロッキード・マーティン社が都内某所に持ち込んで報道関係者向けに公開した、F-35のコックピット・シミュレ
理化学研究所(理研)は8月12日、次世代の超伝導ワイヤとして期待されるレアアース系の「次世代高温超伝導ワイヤ」の絶縁部分の厚さを従来の10分の1となる4μmにすることに成功したと発表した。 同成果は、理研ライフサイエンス技術基盤研究センター 構造・合成生物学部門 NMR施設の前田秀明 施設長、柳澤吉紀 基礎科学特別研究員、高橋雅人 上級研究員らと、千葉大学大学院工学研究科の中込秀樹 教授らによるもの。詳細は、科学雑誌「Physica C」オンライン版に近日掲載される予定。 現在、一般的な超伝導応用装置・機器は、冷却のために高価な液体ヘリウム(-272.20℃)を用いているため、より安価な液体窒素(-195.8℃)や冷凍機による冷却で代替できる高温超伝導の実用化が求められている。 高温超伝導材料を用いたワイヤはビスマス系ワイヤが先行して開発されてきたが、イットリウムなどのレアアース系ワイヤが
ホンダUKが世界最速をうたう芝刈り機「Mean Mower」を開発しました。なんと最高速度は推定で時速130マイル(約210キロ)。 Mean Mowerはレーシングチームと協力して、「Honda HF2620 Lawn Tractor」を改造したもの。Honda VTR Firestormの1000ccエンジンを使用し、カスタムメイドのギアシステムやスポーツシートを装備しています。もちろん芝を刈ることも可能で、そのときは時速15マイル(約24キロ)と、オリジナルのHF2620の2倍以上の速度。 今のところ、サーキットでのテストでは時速100マイル(約160キロ)を超える速度を出しているそうです。出力4分の3の時で130デシベルもの音(飛行機の爆音に近い)が出て、アイドル時の音は98デシベル。かなりの爆音マシンです。爆速で駆け抜けていく芝刈り機はなかなかにカッコイイですが、高速走行だと芝が
パナソニックと京都大学は、水をはじく特殊な処理をした砂を使い、雨が少ない乾燥地帯でも農業ができる世界初の技術を開発した。 炊飯器の内釜などを表面加工する技術を応用し、水は通さずに空気だけを通す砂の層を作ることに成功した。地面に染みこんだ雨水を回収して再利用できるほか、塩分を含んだ地下水の土壌への浸入も防げるという。 農業関連のノウハウを持つ商社などと連携し、アフリカや中東、中央アジアなど、農作物の栽培が難しい乾燥地域での農園造成サービスなどを提供する計画で、2016年度の事業化を目指す。 炊飯器の内釜は、焦げや汚れがこびりつかないよう、はっ水性物質でコーティングしている。これをヒントに砂粒の表面を数ナノ・メートル(ナノは10億分の1)の厚さのはっ水性物質で均等に包むことで、砂の層(約5センチ)にはじかれた水は染みこまず、浮き上がる仕組みを開発した。
おしまい、終わり、ノーモア3Dテレビ。 米GizmodoのKyle記者がばっさり終わりと切り捨てる3Dテレビ。何故かというと...。 終わり。終了。チャンスもあったけどもうこれまで。ESPN(米大手スポーツチャンネル)が、3Dテレビ用のスポーツ番組の中止を発表した。3Dテレビ用の番組制作よりも、スポーツ自体の高画質中継に注力を注ぐべきだと判断したのだ。この決定は、つまり3Dテレビが一般市場に出回り市民権を得るチャンスがなくなったことを意味する。 ESPNが手を引いたことによって、3Dテレビが成功するのはほぼ不可能になったと言っていい。なぜなら、人々が映画以外で3Dを求めるなら、それはスポーツだからだ。 3Dテレビが初めに騒がれ始めた2010年に行なわれた調査によると、61%の人が3Dテレビで最も見たい番組にスポーツを挙げていた。映画の3Dは、スポーツに比べて大きな問題はないだろう。3D B
「えっ、車窓から富士山が見えないの!」「駅に、待合室も切符売り場もないなんて」-。JR東海が平成39年の開業(東京-名古屋間。名古屋-大阪間は57年)をめざすリニア中央新幹線で、地上走行区間の軌道を「土管」のようにコンクリート製の防音フードですっぽり覆う計画に、沿線の自治体から不満の声が噴出している。4カ所の中間駅もできる限りシンプル化してコストカットする方針。鉄道ファンや沿線住民は、世界に誇るべきリニアの“雄姿”を楽しみにしているのだが…。“下水道管”の中を走るのか… 「下水道管という感じ」 横内正明・山梨県知事は、防音フード計画を酷評する。 リニア新幹線は、東京-名古屋間約286キロのほとんどがトンネルで、地上部分は全体の13%の約38キロしかない。 このわずかな地上走行区間は山梨、長野、岐阜の3県を通ることから、各県は「リニアを眺められる県」として国内外にアピールする好機と意気込んだ
夏は音楽フェスやイベント、花火大会など、アウトドアで楽しむ催しが目白押しだが、そんなときこそ友達とソーシャルメディアで頻繁に交流したり、たくさんの写真を撮影したいもの。だが、そこでどうしても気になるのが、スマートフォンや携帯端末の残電量だ。そんなアウトドア時の充電対策になるかもしれないツールがVodafoneからローンチされ、6月に開催されたイベント“the Isle of Wight Festival”で試験運用されたという。 「Power Pocket」は、衣服のポケットや寝袋に装着し、“体温”を電気エネルギーに変換して、モバイルデバイスを充電するツール。これには“熱電対”の技術が用いられており、ある一方の側の温度が冷たく、もう一方の側の温度が高い場合、両者の間で熱の移動が起こる。そのとき、熱の移動に伴って、電圧と電流が発生し、それが電力を生み出すという。「Power Pocket」は
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