「ベネッセコーポレーション」の通信教育サービスを利用している顧客の個人情報が大量に流出した問題で、情報を持ち出した疑いがある、顧客のデータベースの保守管理に当たっていた外部業者の派遣社員が、警視庁の任意での聴取に対し関与を認めたことが分かりました。
「ベネッセコーポレーション」の通信教育サービスを利用している顧客の個人情報が大量に流出した問題で、情報を持ち出した疑いがある、顧客のデータベースの保守管理に当たっていた外部業者の派遣社員が、警視庁の任意での聴取に対し関与を認めたことが分かりました。
SNSやショッピングなど、インターネットを利用するのに欠かせないパスワード。 「覚えられないから」と、ついつい、同じものを使い回している人も多いのではないでしょうか? しかし、最近、こうしたパスワードの使い回しが原因とみられるIDの乗っ取りが急増しています。 友人からの信用を失ったり、金銭の被害まで起きねない、こうした乗っ取り。 どうすれば巻き込まれないで済むのか、また、パスワードの使い回しをやめるには、どうすればいいのか。 科学文化部の田辺幹夫記者が解説します。 乗っ取りは突然に 6月上旬、名古屋市に住む20代の会社員の女性は、友人からかかってきた電話に耳を疑いました。 「『電子マネーを買ってほしい』って、どういうこと?何かあったの?」。 身に覚えがなかったため、詳しく聞くと、この友人のもとに、女性の名前でメッセージが送られてきたというのです。 見せてもらうと、「コンビニ
楽天が運営するインターネット上の仮想商店街の一部の店舗で、商品の価格を水増ししたうえで大幅に割り引いたようにみせかけて販売していた問題で、会社側は、楽天の社員18人が価格の水増しを店舗側に提案していたことを明らかにしました。 この問題は、楽天が運営するインターネット上の仮想商店街「楽天市場」の一部の店舗で、商品の元の販売価格を、あらかじめ水増ししたうえで、セールなどと称して大幅に割り引いたように見せかけて販売していたものです。 この問題について、楽天は社内に調査委員会を設置して調べた結果、去年までに18人の社員が元の販売価格を水増しするよう、合わせて28の店舗に提案したことを認めたことを明らかにしました。 一方、これまでの調査では組織的な指示があったことを示す事実は確認できなかったとしています。 この問題で楽天は担当の常務執行役員1人と執行役員3人に対し、月額の報酬を6か月間10%カットす
インターネットで検索するだけで、セキュリティー対策が十分でない機器を探し出すことができることから、ハッカーの攻撃の足がかりになるとして、「闇グーグル」などと呼ばれるサイトがあります。これまで脅威と捉えられることが多かったこのサイトですが、賢く利用すれば、逆に攻撃の糸口を断ち切ることにつながると活用を呼びかける対策を、独立行政法人の情報処理推進機構がまとめました。 このサイトは、2009年に登場した「SHODAN」というインターネットサービスです。 定期的にインターネットを巡回しては、ネット上の住所に当たるIPアドレスなどを手がかりに、ネットに接続された機器の情報をデータベースに収めています。 検索できる機器はパソコンやサーバーだけでなく、オフィス機器や情報家電、さらには発電所の制御機器まで、およそ5億台に上ります。 もともと研究目的で開発されたということで、誰でも利用できます。 最大の特徴
深海に生息し、詳しい生態が分かっていない巨大なイカ「ダイオウイカ」を、素もぐり漁をしていた兵庫県の漁師が見つけ、生きたまま捕獲しました。 ダイオウイカは冷凍保存され、調査や研究に役立てられるということです。 ダイオウイカが見つかったのは、兵庫県の日本海側にある新温泉町のおよそ300メートルの沖合いです。 25日午前10時半ごろ、地元の漁師の岡本哲雄さんが水深およそ8メートルのところでサザエの素もぐり漁をしていたところ、頭上を大きなイカが泳いでいるのに気づいたということです。 岡本さんは持っていたロープをイカにくくりつけて生きたまま捕獲し、船で引っ張りながら漁港に水揚げしました。 見つかったダイオウイカは、触腕と呼ばれる一番長い触手が切れていましたが、全長が4メートル13センチあり、重さは200キロほどあるとみられています。 岡本さんは「何十年も漁をしていますが、まさかこんな大きく珍しいもの
韓国では、人口の2倍に当たる延べ1億人分の個人情報が大手クレジットカード会社から流出していたことが分かり、カードの再発行を求める市民からの問い合わせがカード会社に殺到するなど混乱が広がっています。 個人情報の流出が明らかになったのは、韓国の大手クレジットカード会社3社で、20日、ソウル市内で記者会見を開き、それぞれの会社の代表がそろって謝罪しました。 流出したのは、カード番号や有効期間、それに加入者の氏名や電話番号などの個人情報で、3社合わせて延べ1億500万人分余りに上り、韓国の検察によりますと、外部の情報セキュリティー会社からカード会社に派遣されていた社員が、USBメモリーで情報を持ち出し売りさばいていたということです。 カード会社3社は、暗証番号やセキュリティーコードは流出していないため、被害が発生する可能性はないとしていますが、韓国の人口5000万人の2倍に当たる個人情報が流出した
大手製薬会社ノバルティスファーマは、高血圧の薬の臨床研究のデータが操作された問題を受けて、営業担当の社員は臨床研究に一切関与しないとする再発防止策を示していますが、このあとも、複数の営業担当の社員が、別の白血病の薬の臨床研究に関与しデータを回収していたことがNHKの取材で分かりました。 専門家は「データが改ざんされる可能性があり大きな問題だ」と指摘しています。 問題の臨床研究は、白血病の治療薬を服用する患者にノバルティスファーマが販売する新しい薬に切り替えてもらい副作用が軽くなるかどうか、医師が主導して客観的な立場から調べるもので、東京大学病院など22の医療機関が参加しておととしから行われています。 この臨床研究では、データの信頼性を保つ目的などで実施計画書が定められていて、患者や医師が記入した血液検査やアンケートなどのデータは、医療機関が直接、東京大学病院の事務局にファックスすることにな
角川書店などを運営する大手出版社「KADOKAWA」のホームページが、今月上旬、何者かによって改ざんされていたことが分かりました。 閲覧した人のパソコンは、ネットバンキングのパスワードを盗み取るウイルスに感染したおそれがあります。 改ざんされたのは、出版物の案内などを行う「KADOKAWA」のサイトのトップページです。 会社側の説明によりますと、このページは、今月7日午前1時前、何者かによって改ざんされ、ページを閲覧した人のパソコンが、ネットバンキングのIDやパスワードなどを盗み取るウイルスに感染するよう、仕組まれていたということです。 このページは、会社側が対策を済ませた8日午後1時すぎまで1日半にわたって外部に公開され、その間に、およそ1万回のアクセスがあったということです。 ウイルスには、閲覧した人のソフトが最新のものでないと、感染するようになっていたということですが、KADOKAW
大阪・阿倍野区で、職務質問を振り切った不審な車が、警察官1人をはねたうえ、さらに別の警察官に向かって走ってきたため、警察官が拳銃を発砲し、運転していた男がけがをしました。 警察は男を殺人未遂などの疑いで逮捕し、詳しい状況を調べています。 13日午前1時ごろ、大阪・阿倍野区阿倍野筋の繁華街で、不審な車を発見した阿倍野警察署の警察官が職務質問しようとしたところ、車は急発進し、警察官をはねました。 さらに車は、前に止まっていたパトカーに繰り返しぶつかったうえ、近くにいた警察官に向かって走ってきたため、警察官が車に向かって拳銃を1発、発砲しました。 警察は車を運転していた自称22歳の男を、殺人未遂と公務執行妨害の疑いでその場で逮捕しました。 男は拳銃の弾が右腕や胸に当たり、病院で手当てを受けていますが、命に別状はないということです。 また、はねられた警察官は右足にけがをしたということです。 この車
小笠原諸島に新たにできた島が西之島と陸続きになったことで、島の形が人気キャラクターの「スヌーピー」に見えるとインターネット上で話題になっています。 小笠原諸島の西之島の南東の海上にできた新たな島は、活発な噴火活動で溶岩が流れ出て拡大し続け、西之島と陸続きになったことが確認されました。 こうしたなか、島を空から撮影した写真がアメリカの人気漫画に登場する犬のキャラクターの「スヌーピー」に見えると今月25日にツイッター上に書き込みがあり、27日正午の時点で「リツイート」と呼ばれる引用が1200件を超え、話題になっています。 さらに、陸続きになった部分に茶色く変色した水がたまっていることから「島のつなぎ目が首輪に見える」と書き込まれたり、ブログなどでも島の写真とスヌーピーの絵を重ね合わせた写真が投稿されたりするなど反響を呼んでいます。海上保安庁では、「溶岩は北へ流れているので、このままいくと首にあ
中国最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」が提供する日本語の入力ソフトが、パソコンに打ち込まれたほぼすべての情報を、利用者に無断で外部に送信していたことが分かりました。 セキュリティー会社は、機密情報が漏えいするおそれもあるとして、利用には注意が必要だと指摘しています。 アメリカのグーグルに次いで世界2位の検索サイト、中国の「百度」は、4年前から「Baidu IME(バイドゥ・アイエムイー)」という日本語の入力ソフトを無償で提供していて、おととしまでに180万回ダウンロードされるなど、利用が広がっています。 このソフトは、初期設定ではパソコンの情報を外部に送信しないと表示していますが、セキュリティー会社のネットエージェントなどが分析したところ、実際には国内にある百度のサーバーに情報を送信していることが分かりました。送っている内容は、利用者がパソコンで打ち込んだほぼすべての情報と、パソコン固
京都大学と筑波大学にあるスーパーコンピューターの認証システムがことし10月に相次いで不正侵入され、延べ800人の研究者がスーパーコンピューターを使って計算していた最先端の素粒子物理学や宇宙物理学などの研究データが勝手に消されたり持ち出されたりするおそれがあったことが分かりました。 被害を受けたのは京都大学基礎物理学研究所と筑波大学計算科学研究センターにあるスーパーコンピューターの認証システムで、いずれもことし10月にインターネットから不正侵入されたということです。 京都大学のスーパーコンピューターはおよそ600人、筑波大学のものはおよそ200人の研究者が利用していて、合わせて延べ800人が研究していた最先端の素粒子物理学や宇宙物理学などのデータが勝手に消されたり持ち出されたりするおそれがあったということです。 2つの大学は問題が発覚したあとで被害の調査と安全対策を取り、データが流出するなど
安倍総理大臣は参議院の特別委員会で、「特定秘密保護法案」で指定する「特定秘密」について、「一般の国民が知ることはまずありえない」と述べ、一般の国民が漏えいなどで罰せられる事態は通常起こりえないという認識を示しました。 この中で安倍総理大臣は、政府の外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議を創設するための法案に関連して、「会議の記録の残し方としてどのような方法があるか検討しなければならないが、すべて公表するかどうかについては、他国に関する議論そのものが安全保障の根幹に関わり、他国との外交関係を毀損する可能性もある」と述べました。 そのうえで、安倍総理大臣は「ある国が、同盟国である日本に出してくれた情報を基に議論することもあり、情報公開が前提であれば、情報を提供してもらうことも難しくなることも含めて、よく検討する必要がある」と述べ、公表を前提とした議事録などの作成に慎重な姿勢を示しまし
月に一度以上たばこを吸う中高生の半数近くが、成人であることを示す「タスポ」というカードを使って自動販売機でたばこを購入したことがあることが、厚生労働省の研究班の調査で分かりました。 この調査は、厚生労働省の研究班が昨年度、全国の中高生およそ14万人を対象に行ったもので、およそ10万人から回答を得ました。 それによりますと、たばこを吸ったことがあると答えた生徒は、中学生で男子が8.7%、女子が5.5%、高校生では男子が15.1%、女子が8.2%で、いずれも調査を始めた平成8年以降で最も低くなりました。 このうち、月に1度以上喫煙すると答えた生徒に、成人であることを示す「タスポ」というカードを使って自動販売機でたばこを購入したことがあるか聞いたところ、「ある」と答えた生徒が48.5%に上りました。 誰にタスポを借りたか聞いたところ、「家族以外から借りた」が27.3%、「家族から借りた」が10.
インターネットで会員制サイトへの不正アクセスが相次ぐなか、大手の「サイバーエージェント」が運営するブログサービスが不正な侵入を受け、最大で24万件あまりの個人情報が外部に流出したおそれがあることが分かりました。 ネットの会員用サイトでは、今月8日にソーシャルゲーム大手の「グリー」でおよそ4万人の個人情報が外部に流出したおそれが分かるなど不正なアクセスが相次いで確認されています。 このため、「サイバーエージェント」が自社のブログサービス「Ameba」について調べたところ、何者かに不正にアクセスされ、最大で24万3266件に上る会員のメールアドレスや生年月日、それに住んでいる地域などの個人情報が閲覧され、外部に流出したおそれがあることがわかりました。 会社では、最近相次いでいる他の不正アクセスと同じように、ユーザー名とパスワードがセットになったリストが他社のサービスから流出し、流用された疑いが
ソーシャルゲーム大手の「グリー」のサイトが不正なアクセスを受け、最大で会員およそ4万人分のメールアドレスや生年月日などの個人情報が閲覧され、外部に流出したおそれがあることが分かりました。 「グリー」によりますと、先月25日から今月5日にかけてグリーの会員用のサイトに不正なアクセスが行われ、最大3万9590人分の会員の名前や生年月日、メールアドレスなどが閲覧され、外部に流出したおそれがあるということです。 グリーは、他社のサービスから流出したパスワードなどが利用された疑いがあるとみて、すべての利用者にパスワードを変更するよう呼びかけています。 今回の問題について、グリーは「事態を厳粛に受け止めセキュリティの強化に努めたい」としています。 企業の会員用のサイトへの不正アクセスでは、三越伊勢丹のネットショッピングのサイトやネット検索大手の「ヤフー」の検索サイトなどでも同様の事例が発覚しています。
下村文部科学大臣は、政府の教育再生実行会議で検討している大学入試改革の参考にするため25日、大学入試センターを視察し、「学力一辺倒でない人間力を判断する入試のあり方について議論していきたい」と述べました。 政府の教育再生実行会議は、ことし6月から大学の入試改革などについて議論を進めていて、秋にも提言をとりまとめ、安倍総理大臣に提出することにしています。 こうしたなか、下村文部科学大臣は、大学入試改革の参考にするため25日、教育再生実行会議の有識者委員と共に、東京・目黒区にある大学入試センターを視察しました。 このあと下村大臣は記者団に対し「現在でも、センター試験に各大学の論文試験などを組み合わせて、合否を判断する工夫が相当されていることがよく理解できた。学力一辺倒でない人間力を判断する入試のあり方について、熟議を重ねながら議論していきたい」と述べました。
茨城県大洗町で行われている町おこしのイベントに、自衛隊の最新鋭の戦車が派遣されました。この町を舞台にした、戦車が登場するアニメの人気にあやかろうというものですが、自衛隊が、外部のイベントに、最新鋭の戦車を派遣するのは極めて異例のことです。 茨城県大洗町は、女子高校生や戦車が登場するアニメの舞台として人気が集まっていて、町は、13日の海開きに合わせて町おこしのイベントを開き、自衛隊に戦車などの派遣を要請しました。 これを受けて自衛隊は、最新鋭の10式戦車をおよそ200キロ離れた静岡県の駐屯地から会場に運び込んだほか、各国要人の出迎えに当たる「儀仗隊」と呼ばれる特別な部隊の隊員を東京から派遣しました。 会場では、アニメのファンだけでなく、親子連れの姿も見られ、15日までの期間中、合わせて1万5千人を超える参加を見込んでいます。 子どもと会場を訪れた男性は、「かっこいいのかなと思って来ました。町
ねずみから採取した、たった1滴の血液からクローンのねずみを作り出すことに茨城県つくば市の理化学研究所のグループが成功しました。 血液という手に入りやすいものでクローンを作れることから、絶滅のおそれのある動物などを増やす技術につながると期待されています。 この研究を行ったのは、茨城県つくば市にある理化学研究所の小倉淳郎室長の研究グループです。 研究グループでは、ねずみから採取した1滴の血液の中から白血球を取り出し、これを基に同じ遺伝情報を持つクローンのねずみを作り出すことに成功しました。 白血球には複数のタイプがあり、クローン動物を作るには、非リンパ球と呼ばれるタイプの白血球を取り出す必要がありますが、研究グループでは、顕微鏡を使って85%という高い確率で取り出す技術を開発し、クローン作りが可能になったということです。 絶滅のおそれのある動物を増やす技術などにつながると期待されるということで
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