【モスクワ時事】2013年12月23日に94歳で死去した旧ソ連のカラシニコフ自動小銃AK47の設計者、ミハイル・カラシニコフ氏が生前、犠牲者に心を痛め、ロシア正教会のキリル総主教に「ざんげ」の書簡を送っていたことが分かった。13日付のイズベスチヤ紙が伝えた。 AKシリーズは正規品やコピー品が旧共産圏や紛争地に拡散し「地球上で最も多くの人間を殺害した兵器」とも称される。カラシニコフ氏は13年4月7日付の書簡の中で「私は心の痛みに耐えられない。私の自動小銃が命を奪った人々が敵であっても、私は死に責任を持つのでしょうか」と問い、悔い改めた。