英国のPMQ（Prime Minister’s Question Time）が面白くなってきた。英国議会では、毎週水曜日正午から30分間、首相VS野党第一党の党首、その他の各党議員との質疑応答の時間がある。BBC2が毎週生中継で放送しており、世論への影響力の大きい番組だ。 このPMQは、政治家というより天才パフォーマーだったトニー・ブレア首相の時代が面白かった。が、彼がいなくなってから、はっきり言って退屈になっていた。 しかし、新労働党党首のジェレミー・コービンが再びこのPMQを面白くしている。 彼は、「PMQは芝居がかった見世物的イベントになり、質問する側も答える側も本気で政策について話し合っていない。僕はこれを根本から変えたい」と発言し、野党第一党の党首として初登壇した日は、一般の人々からネットで募集した質問を読み上げるいう前代未聞のことを行った。 この奇襲作戦は「新鮮だ」と評価された

2015-11-07 UKとUS女性誌のフェミニズム特集 洋雑誌がたくさん置いてある某書店でフェミニズム特集を組んでる雑誌を多く見かけたのでいくつか読んだ。私が特に気に入ったのはELLE UK11月号のTHE FEMINISM ISSUE(大事なことなので全部大文字ね)、その名の通りフェミニズム号！ 表紙には本国では公開中、英国での婦人参政権運動を描いた“suffragette”(意味はそのまま婦人参政権運動家)主演のキャリー・マリガンを起用。 この何か言いたげな彼女の表情が素晴らしい。 このフェミニズム号は女性参政権のために戦った"suffragette"を讃える感動的な序文から始まる。『英国での婦人参政権運動を描いた“suffragette”では活動家が暴力的なプロテストをしたため権力によって迫害を受けたり投獄され、中には牢獄でハンガーストライキをして死にかけた人達もいた。でも彼女たち