京都市は、50代の男性が住む住宅の敷地内に積み上げられたごみを条例に基づいて強制的に撤去しました。京都市によりますと、私有地に放置されたごみを条例に基づいて強制的に撤去したのは全国で初めてだということです。 京都市は、大量のごみをため込む、いわゆる「ごみ屋敷」から強制的にごみを撤去するための条例を去年施行し、この家に住む50代の男性に対し、災害時の避難の妨げになるなどとして、条例に基づく勧告や命令を出してごみの撤去を求めてきました。 しかし、期限だった今月8日までに撤去されなかったことから、13日午前10時に京都市の担当者が条例に基づいて行政代執行を宣言し、新聞紙や雑誌、それに瓶などが入った袋を次々に撤去していきました。13日の作業で軽トラック6台分のごみを撤去したということです。 いわゆる「ごみ屋敷」の対策を定めた条例は、全国のほかの自治体にもありますが、京都市によりますと、条例に基づい