甲虫の玉虫色が、光コンピューター・チップ開発の鍵に 2008年5月26日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim アマゾン原産で体長2、3センチの甲虫の外殻に、物質科学者らが長年にわたって探し求めていた分子構造が自然に備わっていることが明らかになった。次世代の光コンピューター・チップ開発の鍵になると考えられている。 Image: Jeremy Galusha、ユタ大学 専門家の間では、もう数十年も前から、電気信号ではなく光によるコンピューター・チップが夢想されてきた。光子は電子と違って、互いに干渉することなく回路を行き来できるので、光チップなら2次元ではなく3次元での設計が可能になる。そのため、現在なら処理に数週間かかるデータを数秒で片付けられると考えられている。 だが今のところ、光コンピューティングはまだ夢の段階に留まっている。光チップを実