侮辱罪厳罰化、見直し要求 立民「言論弾圧」と批判―刑法改正案 2022年04月24日12時43分 立憲民主党の泉健太代表 21日に衆院で審議入りした刑法改正案の柱となる侮辱罪の厳罰化をめぐり、立憲民主党が批判を強めている。インターネット上の中傷抑止が狙いだが、改正案では恣意(しい)的な適用への歯止めが効かず、政府による「言論弾圧」につながりかねないとの主張だ。既に対案となる議員立法を国会に提出。修正も含め見直しを求めている。 魔物が住む?ネット世界の歩き方◆身に着けるべきリテラシーとは 「街頭演説で『悪夢のような民主党政権』と言えば、侮辱罪で逮捕される可能性がある。自民党はそれでもいいのか」。立民の藤岡隆雄氏は21日の衆院本会議で、安倍晋三元首相による在任中の旧民主党政権批判を例に挙げながら、改正案の問題点を追及した。 改正案は、現行で「拘留(30日未満)または科料(1万円未満)」となって