日髙のり子さんが「√Letter ルートレター」の聖地を巡礼。島根県松江市は“ゲームの登場人物に会える街”だった 編集部:荒井陽介 角川ゲームスが2016年6月にPlayStation 4とPlayStation Vita用ソフトとして発売し,その後PCやiOS,Android向けにも展開されたアドベンチャーゲーム「√Letter ルートレター」(以下,ルートレター)。その物語は,主人公がかつてのペンフレンド・文野亜弥を探し出し,最後の手紙に書かれていた「私は人を殺してしまいました」という文の真意を探るという,謎に満ちたものだが,それと同じくらい印象的なのが,舞台となる島根県松江市の描写だ。 ゲームには,松江城や宍道湖といった誰もが知る名所はもちろん,旧日本銀行支店の建物を利用した工房や,宍道湖をめぐる観光船,美術館,カフェ,BAR,洋菓子店など,さまざまな場所が登場し,ちょっとした旅行の