米Appleが3月8日(現地時間)に開催したスペシャルイベントの主役は、第3世代の「iPhone SE」やM1チップを採用した第5世代の「iPad Air」だったことは間違いない。しかし、Appleの強さを感じさせたのは、小型デスクトップ「Mac Studio」に採用された「M1 Ultra」というSoC(System on a Chip)だ。 なぜならApple以外の企業では、ここまで極端なパフォーマンスの向上に力点を入れたSoCの開発にゴーサインを出すとは考えにくいからだ。 このようなSoCは、幅広いPCメーカーに汎用性の高いプロセッサ製品を大量に販売する必要があるIntelからは生まれないだろう。さらにMicrosoftとQualcommの協業で開発されるSoCのSQシリーズ(Surface Pro Xに搭載)のような枠組みでも、M1 Ultraに類似するチップを生み出すことは極めて