『週刊文春』の後藤謙次氏と宮崎哲弥さんの対談「「3人目の総理」民主政権は立ち直れるのか」を読みました。主に宮崎さんの意見に賛成なので、宮崎さんの意見を簡単に箇条書きにしてご紹介。 1.野田政権の誕生は民主党のアイデンティティの完全な剥落。霞が関の官僚総出で野田氏の支持。「代表選の“真の勝利者”は財務次官の勝栄二郎氏ですよ(笑)。政治主導を掲げる党としては本質的な矛盾を抱えているのが野田政権だと思う」。 2.後藤氏の野田政権は小渕政権と似ているという指摘への反論。小渕内閣は財政拡張主義。野田氏のは増税や財政支出削減など、財務省の意向に沿った不人気政策で、小渕政策とは真逆。「むしろ現在のデフレを深刻化させてしまう可能性が高い」「それに9月の米FOMCの決定次第では、円高局面は60円台に突入する可能性すらある。これはキツいですよ。経済運営は薄氷を履むような状況が続くでしょう」。 3.野田氏は「政