マヨネーズなどを手がける大手食品メーカーが、卵など動物性の材料を使わない食品の事業を拡大する方針を明らかにしました。 これは、食品大手の「キユーピー」が8日に発表しました。 卵など動物性の材料を使わず、植物由来の食品を中心とした専用ブランドを今月新たに作ります。 会社では、主力のマヨネーズなどの原材料に使う卵の量が、国内の卵の生産量のおよそ10%に当たる年間25万トンに上っています。 卵やマヨネーズなどを使わないタルタルソースや、乳製品を使わないシーザードレッシングを新たに開発したほか、豆乳などを原料にしたいわゆる「代替卵」の商品も拡大する計画です。 海外での販売も強化し、現在は1億円未満にとどまっているこの分野の売り上げを、2030年には100億円に拡大することを目指します。 こうした商品は、食物アレルギーへの対応がこれまでは主な目的でしたが、会社では消費者の環境意識の高まりなどに対応す