Appleが開発した携帯電話端末「iPhone」が6月29日、ついに米国で発売される。この端末は米国で「10人に約1人の携帯電話ユーザーが高い関心を示している」という調査結果が出るほどの人気ぶりだ。 この動きを、世界の携帯電話業界の王者であるNokiaはどう見るのか。6月18日にシンガポールで開催されたNokiaの最新端末やサービスを披露する展示会「Nokia Connection 2007」で、Nokiaの技術者たちに話を聞いた。 NokiaのExective Vice President兼CTOであるTero Ojanpera氏は、iPhoneの登場について「(電話やショートメッセージだけでなく)さまざまな目的で利用できる端末が求められているということ。単機能の端末はもはや死んだ。そして複数機能を持つ端末というのは、Nokiaが切り開いてきた市場だ」と話し、Appleは後続に過ぎないと