今年の12月に発売に先駆けて、早くも話題騒然の100%電気自動車(以下EV)、日産リーフの試作車に試乗することができた。 以前も日産のEVの試作車に試乗したことがあり、そのときの率直な印象は、どうにも未熟感の残るものではあった。しかし今回の試作車は、おそらくかなり量産車に近い状態となっているはずなので、どこまで進化しているのか、とても興味深かった。 リーフの車体は、ティーダあたりをベースとしているようにも見えなくもないが、EVとしてまったく新規に起こしたものだ。 横からだと意外と普通のクルマに見えるものの、ディテールを見ると異様に未来感のあるデザインだったりする。ご参考まで、リーフの電気モーターの最高出力は80kW、最大トルクは280Nm。バッテリー容量は24kWh。 この数字だけ見てもよくわからないかもしれないので、比較にi-MiEVの数値を見てみると、それぞれ47kW/3,000~6,