経営再建中の外食大手すかいらーく(東京都武蔵野市)は、ファミリーレストラン「すかいらーく」の店舗を縮小する方針を固めた。「ガスト」など業績好調な低価格店への衣替えを進め、将来的には創業時の「すかいらーく」という店名は廃止する可能性もある。景気悪化で外食需要が減る中、すかいらーくなどの郊外型ファミリーレストランは苦戦が続いており、低価格店への転換などで業績回復を急ぐ。 すかいらーく店舗数は10月末で154。業績が悪化している店舗から順次、低価格メニューで人気を集めている「ガスト」やイタリア料理の「グラッチェガーデンズ」、都心型ファミレス「ジョナサン」などに転換し、収益力を高める方針だ。 ファミレス業界では先駆け的存在のすかいらーくは1970年、東京都府中市に1号店を開業。ピーク時には約730店まで拡大したが、ライバル店との競合激化や少子高齢化、ガソリン高によるマイカー客離れなどで業績が悪