FMシンセシスについてはMSPチュートリアルでも触れられていますが、ほんの少しだけ詳しく調べてみたいと思います。これは、一言で言うと「周波数変調(Frequency Modulation)」によって音を合成する方法のことです。もとになるオシレータ(発振器)からの波形(キャリアと呼ばれます)の周波数をもう一つのオシレータからの波形(モデュレータと呼ばれます)によって変化させることでいろいろな音を合成するテクニックですが、MSP的にはcycle~やphasor~などの周波数を他のシグナルで周期的に変化させることで実現できます。 FMシンセシスの特長は、少ない数のオシレータでも、多くの倍音を含む音が合成できるという点にあります。そのため、比較的マシンに対する負荷の少ない合成方法であると言えます。 その昔、YA○AHA DXシリーズで採用された当時は、随分世間を騒がせた(笑)ものですが、最近ではP