Googleは29日(米国時間)、Gmailで取り組んでいるスパム対策が大きな成果を納めていること、さらにGmailが受信しているメールに占めるスパムメールの割合が減りはじめていることを報告した。スパムの減少がGmailの取り組みの成果なのかインターネット全体の傾向なのかは定かではないが、Gmailを使っているユーザにとって興味深い報告には違いない。 Gmailで実施しているスパム対策は大きく分けて4つある。(1)Gmailを使っているユーザが迷惑メールと判定する情報の活用、(2)ネットで公開されるスパムデータの適用、(3)Googleのほかのサービスで活用されている技術の転用、(4)SPFやDomainKeys/DKIMといった認証フレームワークの活用だ。特にユーザがスパムメールを報告する情報は、数の利もあり、大きな威力を発揮している。 Googleインフラストラクチャを活用した迅速なス