米Appleは8月12日(現地時間)、メディアソフト再生ソフトの最新版「QuickTime 7.6.7」をリリースした。セキュリティ企業が注意喚起していた深刻な脆弱性を解決した。 同社のセキュリティ情報によると、QuickTimeのエラーログの処理に起因する脆弱性によって、細工されたムービーファイルをユーザーが閲覧すると、スタックバッファオーバーフローを誘発されてしまうという。これにより、アプリケーションが強制終了されたり、攻撃者に任意のコードを実行されてしまう可能性がある。 影響を受けるのはWindows向けのQuickTime 7.6.6以前のバージョンで、更新版の適用対象はWindows 7/Vista/XP SP2。なお、Mac向けのバージョンでは脆弱性の影響を受けないとしている。
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