アメリカの月刊誌『Atlantic Monthly』9月号が『日本人はあきらめた』とする文章を掲載した。中国網(チャイナネット)日本語版が伝えた。 1980年代末、長きに渡ってのアジアでの仕事が終ろうしていた頃、私は家族とともに東京の郊外にある「美しが丘」という所に1年ほど暮らしていたことがある。新しく建設されたこの地域は、繁栄を始めたばかりで、人びとがやっとの思いで快適な暮らしを手に入れることができたことを象徴していた。 このような郊外での暮らしは、どの部分からも、当時の日本の姿そのものを見ることができた。経済は絶頂期を迎え、より発展を遂げる可能性を日本は秘めていた。当時、驚異的なまでの揺るぎない自信に溢れていた中曽根康弘首相の政権は終わりを迎えた。90年代初めになると、改革精神と、国民の先頭に立って指導する熱い情熱を持った、細川護煕首相は、正に日本のビル・クリントンと呼ぶにふさわしい人