二つ折りの携帯を、よくパカパカ開け閉めしたっけ……。日本で独自進化をとげた従来型の携帯電話「ガラケー」の中古専門店が今月15日、都内にオープンした。時代に逆行しているようだが、運営会社は「スマホが普及した今でも、実は根強いファンがいる」と力を込める。 【写真多数】折りたたみ式の名機Nシリーズ・マニアックな機能満載Fシリーズ……懐かしのガラケーたち 電気街・秋葉原の近くにある「携帯市場 神田本店」の店内には、中古ガラケーが400台以上並ぶ。 棚には1万9980円の商品も。2011年に発売された「SH―08C」だ。iPhone登場後に市場投入され、ガラケーなのに操作はタッチパネル式の異色機種。しかし何より驚くのが、本体の裏側がヒノキ製であること。匂いをかぐと、今でもすがすがしい微香が鼻をくすぐる。 09年にアニメ「エヴァンゲリオン」とコラボした「SH―06A NERV」も、1万7580円の値が