松本文明内閣府副大臣は、沖縄県でアメリカ軍のヘリコプターによる事故などが相次いでいることをめぐって、25日の衆議院本会議で「それで何人死んだのか」などとやじを飛ばした責任を取りたいとして、副大臣の辞表を提出しました。 これについて共産党の小池書記局長が記者会見で、「本当に許しがたい発言で、言語道断だ」などと述べるなど、批判が出ていました。 松本副大臣は発言によって、沖縄県民の心情を傷つけるつもりはなかったが、今後の国会審議などに影響を与えるおそれもあり、やじを飛ばした責任を取りたいとして、総理大臣官邸を訪れ、安倍総理大臣に辞表を提出しました。 松本副大臣は衆議院比例代表東京ブロック選出の当選4回で68歳。自民党の国会対策副委員長や総務政務官を歴任したあと、去年8月に内閣府副大臣に就任しました。 安倍総理大臣は政権運営や国会審議などへの影響を最小限に抑えるため、速やかに後任人事の調整を進める