最新の無線通信の技術を使って歩行者や車との衝突を避ける安全システムを搭載した車が、2030年には世界で販売する車の40%を占めるまでに普及するという予測を民間の調査会社がまとめました。 日本やアメリカ、ドイツなどでは、車の安全性能を高めるために、最新の無線通信の技術を使った車や道路の安全システムの研究開発が活発に進められています。 民間の調査会社「富士キメラ総研」がまとめた予測によりますと、こうした安全システムを搭載した車は、再来年をめどに実用化が始まる見通しで、2030年には世界で販売される車、およそ1億4000万台のうち40%に当たるおよそ6000万台を占めるまでに普及するとしています。 こうした安全システムは、車どうしが位置情報を通信でやり取りして車間距離を保ったり、交差点などに設置されたセンサーから信号を送って車の出会い頭の衝突を避けたりするもので、インフラの整備が欠かせないことか