6月に国内FA権を取得しオフの去就が注目される西武・涌井秀章投手(27)が同じパ・リーグのロッテ移籍を基本線としていることが分かった。 昨オフ、球団が提示した2年契約を辞退し、単年契約を結んだ涌井はFA動向に関して「シーズンに集中するだけ」と明言を避けているが、ここ数年の球団との関係性、チーム内での立場の変化からFA移籍は確実視されている。近い関係者は「昨年の一連の週刊誌女性問題で守ってくれるどころか、矢面に立たされ世間のバッシングを受けた。コンプライアンスありきで上ばかり見ている球団との信頼関係はもはやないに等しいし、球団側の引き留め姿勢も本物ではない」と涌井と球団の冷え切った関係を語っている。 問題はその場合の行き先だが本人の意思は大方が予想するDeNAではなくロッテにあるようだ。涌井自身が千葉出身であること、現在の指揮官が西武入団時の伊東監督であることは便利な理由付けとなる。一方で、