神戸市立小学校の5年生の男子児童(10)が先月、自然学校で訪れていた兵庫県養父市の宿泊施設の2階から転落し、両足のかかとなどの骨が折れる重傷を負っていたことがわかった。複数の同級生から幅30センチほどしかない二重窓の間に閉じ込められ、飛び降りたという。学校側は「遊びの中でけがをした」と保護者に説明していたが、男児の保護者から抗議を受けて「いじめが原因」と訂正したという。 市教委や県警によると、男児は5月29日午前10時ごろ、養父市内の宿泊施設内で同級生9人と「柔道ごっこ」をしていた。負けた罰ゲームとして二重窓の間に入れられ、部屋の側から鍵をかけられた。9人はその場から立ち去ったという。男児は自力で脱出しようと外側の窓を開け、飛び降りたという。 学校側は事故当日、「遊びの中でけがをした」という趣旨のメールを5年生の保護者へ一斉送信していたが、男児の保護者から「いじめと認識してほしい」と抗