プロ棋士の羽生善治名人と伝説のチェスプレイヤー ガルリ・カスパロフ氏がニコファーレ(東京・六本木)でチェス対局し、羽生名人が0勝2敗で敗れた。 プロ棋士として第一線で戦いながら、趣味のチェスでも強さを見せ、現在日本ランキングで1位を誇る羽生名人。対するガルリ・カスパロフ氏はチェスの元世界チャンピオン。1997年に米IBMのチェスソフト「ディープブルー」と“人類代表”として対戦し、歴史的敗北を喫したことが大きな話題となった。 羽生名人は「対局が決まった時は『まさかそんなことが』と本当に驚いた。偉大なチャンピオンと対局できるのは光栄なこと。滅多にない機会なので、試合としてきちんとしたものになるように自分なりに一生懸命頑張りたい」とコメント。カスパロフ氏が「5年ぶりの試合なのでとても緊張している」と話すと「私の方が緊張していると思います」と返す場面もあった。