ブックマーク / tonmanaangler.hatenablog.com (34)

  • 丸山眞男と「保守」 - 国家鮟鱇

    先日の池田信夫氏の記事。 日に伝統と呼べるものがあるとすれば、それは明治憲法や新憲法のような輸入品ではなく、丸山眞男が「古層」と呼んだ古代以来の伝統ではないか。それは近代化によって消えたようにみえるが、驚くほど強く現代社会に根を張っている。この伝統を自覚し、それを保守するのか変えるのかを考えることが、当の日人の問題だと思う。 ⇒池田信夫 blog : 保守すべき「伝統」とは何か 「丸山眞男 古層」で検索するとアゴラの記事が多数見つかるのでアゴラ界隈すなわち池田信夫氏の周辺ではこの思想の影響が大きいのであろう。そしてそれが彼らの「保守」の理解にも関わっているのだろう。しかし、その「保守」理解は俺の理解するところと大きく異なっている(なお池田氏自身は「保守」ではなく「リバタリアン」を自認していると思われ)。 さて、「丸山眞男 古層」で検索していて面白い記事を見つけた。 ⇒松健一による丸

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    zu2 2013/12/27
  • バーボンハウスはクリックしたら負けなのに虚構新聞はクリックするのみならずブクマまでしてる人がリテラシーが高いとドヤ顔してるのはなんでだろう? - 国家鮟鱇

    やあ (´・ω・`) ようこそ、バーボンハウスへ。 このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。 うん、「また」なんだ。済まない。 仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。 でも、このキーワードを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない 「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。 殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい そう思って、このキーワードを作ったんだ。 じゃあ、注文を聞こうか。

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    zu2 2013/11/24
  • 池田信夫氏の「事実誤認」 - 国家鮟鱇

    ⇒池田信夫 blog : ワイマールの教訓 - ライブドアブログ 予想どおり朝日新聞が麻生発言を鬼の首でも取ったように騒いでいるが、また慰安婦騒動の二の舞にならないように、麻生氏の間違いを指摘しておきたい。彼のスピーチはこう始まっている。 僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。 この基的な認識が間違っている。ナチスは普通の選挙では、一度も議会の2/3をとったことがない。過半数もとれないまま、議会の混乱に乗じて首相に指名されたのだ。 麻生氏の発言要旨を引用しているが、どこにもナチ党が多数の議席をとったなどとは書いていない。池田氏が勝手にそう解釈しているだけである。 ナチ党が過半数

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    zu2 2013/08/03
  • 16世紀のヨーロッパにおける日本の地理的認識 - 国家鮟鱇

    ⇒ヨーロッパの地理認識における金銀島としての北海道島 - 北の考古学 図はwikipedia“Abraham Ortelius”からMaris Pacifici(太平洋図)1589年(部分)。「Isla de Plata 金の島」は北海道の特徴をよくとらえているではないか。奥尻・天売・焼尻など日海側の諸島も認識されているようで驚く(にしても金の島、佐渡じゃないだろうな)。 面白い。面白いんだけど、Isla de Plataは当に北海道なのだろうか? 地図を見ると「Iapan」とあり九州・四国「Tonsa=土佐?」・州らしきものが描かれている。その北にある大きい島だからいかにもあ北海道っぽい。 だけど州の地図が怪しげ。 文字があるけど俺は読めない(オランダ語?) まず「Mmas de plata.」について。「Isla de Plata」は「金の島」だということは「plata」が「金

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    zu2 2013/07/04
    http://es.wikipedia.org/wiki/Plata これ? / 地名の比定は難しい。東夷伝倭人条みたいだ
  • 「正史」(その4) - 国家鮟鱇

    『日書紀』などは来の「正史」とは異なるものなのに、なぜ「正史」と呼ばれるのか? 『六国史』(坂太郎著作集第三巻 吉川弘文館)より、 大宝・養老の令の国史は、職員令の中務卿の職掌に、「国史を監修す」とあり、図書頭の職掌に、「国史を修撰す」とあるのが、まず目につく。これは明らかに書物としての国史であるが、その国史とはどういう意味に使われているのか。令集解の古記には、 国史とは当時の事記す書の名なり。春秋・漢書の類の如し。実録のことなり。 とあるが、当時とはいつのことにも解せられるし、春秋や漢書を実録ということも、厳密な用法ではないから、この説明は的確なものどはいえない。 令集解では春秋・漢書が「実録」であり、それが国史だといっている。もちろん誤りだ。なおここでいう「国史」とは坂太郎によれば「遠い昔の歴史ではなく、現代の記録である」ということで、今の「国史」の意味とは異なる。 次に、『続

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    zu2 2013/06/24
  • 日本史ブログ - 国家鮟鱇

    俺の把握している日史学者による日史ブログ。近現代史は興味の範囲外なので除く。 ⇒聖徳太子研究の最前線 ⇒目からウロコの琉球・沖縄史 ⇒平安京閑話 ⇒北の考古学 ⇒来 る べ き 書 物 (良く読む) ⇒私的な考古学 ⇒森田悌の徒然随想 ⇒仮定された有機交流電燈 ⇒第2考古学 2013 ⇒絵巻三昧 ⇒夏への扉、再びーー日々の泡 ⇒歴史問はず語り (たまに読む) ⇒保立道久の研究雑記 ⇒yaaさんの宮都研究 (この2人は正直××だと思う) 歴史学者のブログなら他にもあるのは知ってるけれど「研究会に出席しました」とか「を出版しました」とか「講演会の案内」とか「お昼にラーメンべました」とか「安倍・石原は最悪だ」とか「原発反対」とかいったことしか書いてないのは、当然除外。 他にもありますか?あったら教えてください。 少ないですよね。歴史学者は多忙なんでしょうか?実際多忙なのかもしれないけど、

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    zu2 2013/06/18
  • 天下布武の意味(3) - 国家鮟鱇

    「武」とは「歩」であり「布武」とは「布幅程の大股で歩く」ということ。「天下布武」は「堂下布武」をもじったもの。 おそらくこれで間違いなかろう。 「平成談林」の記事は 「堂下」を「天下」に変えた意味は、「天皇や、神仏等の既成の権威に捕らわれず、天意に沿ってわが道を歩く」と云う信長の意思表示である。 としているけれど、そんな深読みをする必要もない。 単純に「天下を大股で歩く」という信長の自己哲学を表現したものと解釈して何の問題もない。 「武力で天下を平定する」とか「七徳の武で天下を治める」とかいった政治的イデオロギーの表明などではなかったのだ! というわけで「七徳の武」説を支持する記事を書こうと予定していたのに意外な結末になってしまったのであった。 ※ こうなってくると信長が麒麟の「麟」字をかたどった花押を使用していた理由も、通説となっている「天下平定の意志を示したもの」だったのかも疑ってみる

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    zu2 2013/05/30
  • 天下布武の意味(2) - 国家鮟鱇

    中国の古典(『礼記』)に「堂下布武」という熟語が載っている。 礼記(らいき 繁体字: 禮記; 簡体字: 礼记; ピン音: Lǐjì; ウェード式: Li-chi)とは、周から漢にかけて儒学者がまとめた礼に関する書物を、戴聖が編纂したものである。全49篇。これは唐代以降、五経の1つとして尊重された。現在通行している『礼記』は後漢の鄭玄注、唐の孔穎達疏の『礼記正義』(『十三経注疏』の一つ)や陳澔の注釈した『礼記集説』など、多数存在する。 ⇒礼記 - Wikipedia 『礼記正義』には、 堂下布武。布●武謂毎移足、各自成迹、不相? と書いてある。よ、読めない… てなわけで、今度は「"堂下布武"」で検索してみる。約1万6000件ヒットするけれど中国語は読めないので日語の記事で絞り込む。すると8件ヒットするけれど実質2人。両者とも「天下布武」の語源は「堂下布武」だとしている。 ⇒堂下布武" -

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    zu2 2013/05/30
  • 国家鮟鱇

    これでとりあえず終わり(にしたい)。 『猿楽傳記』によると小鼓の始祖は「美濃権頭」だという。これを宮増弥左衛門・弥七郎兄弟が伝授したという。 一方、『老人雑話』によれば、大蔵道入の子で大蔵道知の弟の大蔵道意の師匠は「美濃権頭」だという。宮増は美濃権頭の弟子だという。しかしながら小鼓の始祖の「美濃権頭」と大蔵道意の師匠の「美濃権頭」は時代が異なり別人かと思われる。 ただし『四座系図書幷家々次第』によれば、大蔵道入の弟の大蔵九郎を「太鼓元祖美濃権頭弟子」としている。 dl.ndl.go.jp 『猿楽伝記』の話と合わせれば「大蔵道入の弟(九郎)は美濃権頭(元祖)の弟子で、宮増(弥左衛門・弥七郎)も美濃権頭(元祖)の弟子」という話になる。一方、『老人雑話』の話は「大蔵道知の弟(道意)は美濃権頭の弟子で、宮増も美濃権頭の弟子」という話になり、極めて構造が似ている。つまり『老人雑話』が「道入」とすべき

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    zu2 2013/05/30
  • 極東ブログの壮大なる勘違い - 国家鮟鱇

    ⇒ヨーロッパ人の歴史は1000年ほど。彼はいったいどこから来たのか?: 極東ブログ ⇒はてなブックマーク - ヨーロッパ人の歴史は1000年ほど。彼はいったいどこから来たのか?: 極東ブログ コメント欄等で既に指摘されていることだけれど、これはミトコンドリア・イブについてのよくある誤解と良く似た話。 これらの科学的成果は一般にも大変興味のあるところであり、たちまち広く知られることとなったが、同時に誤解をうむことともなった。特に「すべての人類はたった一人の女性からはじまった」とするものがある。正しくは、「すべての人類は母方の家系をたどると、約15-30万年前に生きていた一人の女性にたどりつく」ということである。この二つの言い方は、方向が逆であるだけでなく、質的に異なる。 ⇒ミトコンドリア・イブ - Wikipedia ところで先月 ⇒「モンゴルに存在するチンギス・ハンの像が巨大だと海外掲示

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    zu2 2013/05/16
  • 私が死んでも代わりはいるもの - 国家鮟鱇

    この前放送された『世にも奇妙な物語』は(いい意味で)くだらないのが多くて面白かったんだけど「不死身の夫」はありきたりって感じだった。といってもそれだけじゃ記事書くほどのことではない。でもDNAネタということで。 SFに登場するクローン人間というと自分と瓜二つな人間で役者が一人二役で演じる場合が多いわけだが実際のクローンは、 「クローン人間」というと、「自分と姿・形が全く同じ人間」というイメージが一般にあるが、仮に自分のクローンを作る場合、誕生した時点ではクローンは赤ん坊であるため、現在の自分とは年齢のギャップが生じる。 ⇒クローン - Wikipedia というのはちょっと考えればわかることだ。 まあ、それは「謎の技術」で成長を早めることで自分と同年齢の個体を作ることができるということにすれば解決できる。もちろん自分と同じといっても記憶まで共有するものではないから、これまた「謎の技術」で記

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    zu2 2013/05/16
  • タカミムスヒからアマテラスへという戦後知識人の妄想 - 国家鮟鱇

    ⇒「アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る」溝口 睦子 著 | Kousyoublog ⇒はてなブックマーク 五〜六世紀以前の日は無文字社会であったから、史料はほとんど残っていない。ゆえにほぼ海外の文献と考古学上の調査から推定していくしかないのだが、そのような中でもほぼ学会で定説となっているのが、この七世紀頃に国家神がタカミムスヒからアマテラスへと転換したというものだ。では、その転換は何故起きたのか、そして何故アマテラスが選ばれたのか?答えは勿論「わからない」である。 現代人(特に進歩的な人)には「聖徳太子はいなかった」とか「アマテラスではなくタカミムスヒが皇祖神だった」とかいった話が受け入れられやすいのだろう。戦前・戦中の思想を否定して「われわれは変わったのだ」という感覚になれるし。 だが俺には「タカミムスヒ→アマテラス」説は、とても重要なことをスルーしているとしか思えないのだ。 それ

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    zu2 2013/04/06
  • 鳩山邦夫法相「大変おいしい食事を毎月ごちそうになってた」 - 国家鮟鱇

    ⇒ZAKZAK - 鳩山また衝撃発言…秘書時代は「米国のスパイ」だった 誰かやってるかも知れないけれど、文字起こし。 ⇒衆議院インターネット審議中継 平成19年10月31日 法務委員会 河村たかし(民主党・無所属クラブ)   開始時間:13時 01分  所要時間:1時間 01分 (9分45秒) 外務省塩尻官房長の答弁。鳩山法相がそわそわしてる。 (10.分30秒) 鳩山法相 ネクタイをいじる。 (10分40秒) 河村議員の質問 (11分5秒) 塩尻官房長答弁。 (11分20秒) 河村議員質問。 (11分45秒) 塩尻官房長答弁。鳩山法相、頻りにあごをなでる。 (12分10秒) 河村議員質問。 (12分35秒) 塩尻官房長答弁。鳩山法相、あごをなで続ける。 そして、(12分45秒) 鳩山 委員長 河村 はい、委員長 鳩山 委員長 河村 なんですか? 委員長 鳩山法務大臣 鳩山 あのー、私、思

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    zu2 2007/11/02
  • 保守分裂 - 国家鮟鱇

    個人的には、安倍政権時代の最大の特徴は「保守」が分裂したことだと考えている。小泉政権時代に既にその徴候はあったけど、この時点では、保守内部での対立は、左翼を利するだけだというような意見もかなり見られ、なるべく穏便に済まそうとするところもあった。今はそういう意見はあまり見られない。それ自体は大いに結構なことだと思う。 ただし、まだ物足りないと感じるのは、いまだに「保守」と呼ばれている思想を一まとめに論じることが可能であるかのように思われているのではないかと思われるところ。実際のところは「保守」と言っても中身は全く異なる。強いて共通点をあげれば「反左翼」ということになるだろうけれど、その肝心の「左翼」とは何かという点でも差が大きい。アメリカは「左翼国家」だと言う人とか、「大きな国家」を目指しているとしか思えない人とか、千差万別。 全く違った思想を持っているものに対して、当の「保守」とはこうい

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    zu2 2007/10/10