積読になっていたメアリー・ハッチの『組織論のエッセンス』を読んだ。尊敬する宇田(理)さんが監訳者の一人に名を連ねている。ポイントは日野さんの解説に書いてある通り、3つなんだけど、これ、原文読まないとよく分からん。ということで、これまた積読であった原文を読むと、この三つはorganizaionとorganizationsとorganizingである。「実体としての組織」「個別具体的な組織」「組織化」という風に訳されている。この前の二つと最後の一つの違いが大きいというのは、ハッチの言及しているところで、要するに、前二者が「静的」な捉え方で、後者が「動的」な捉え方と言い換えてよいだろう。 ハッチ先生は物理学を比喩で使うと分かりやすいとおっしゃる(けれども、難しい)。 1 Taking the particle view, you can locate an organization as an