9月19日付けの朝日新聞社説に脱・就活―「新卒一括」を変えようというものが掲載されていました。景気低迷に伴なう過酷な就職事情の中で、今春の大卒者のうち、進学も就職もしなかった人が前年比28%増の8万7千人にのぼるそうです。卒業時に就職できなければ、「新卒一括採用」が根付く大手企業では正社員として就職することは困難になるため、「企業は新卒者を一括で採用する方式へのこだわりを捨てるべきだ」と社説は言います。 「新卒一括採用」は長く続く日本独特の雇用慣行です。果たしてこれを「変える」ことが可能なのでしょうか。 新卒一括採用をやめろ的な論調は新聞や報道でよく見聞きしますが、それを報道する新聞社は実施しているのでしょうか。今回の朝日新聞の社説の表題は、前掲の通り「脱・就活―「新卒一括」を変えよう」です。であれば、まずは朝日新聞自身が就活というものに対してどのように対応しているか、どのように変えたの