菅直人首相が国連で演説した。米国のオバマ大統領演説の直後に演壇に立った。オバマ大統領演説の際は満席だった会場が、菅直人首相が演壇に立つとガラガラの空席が目立つ状態に変わった。演説への拍手もまばらだった。 菅直人首相は英語での演説を行わなかった。過去には多くの日本の首相が英語で演説を行っているが菅直人氏の演説は日本語だった。 このなかで、菅首相は、 「国のリーダーがまず果たすべきことは疾病、貧困、紛争といった不幸をできる限り小さくすること、つまりは最小不幸社会を作ることにある」 と述べたが、 「疾病」を「しつびょう」と読んだ。これはふつう、「しっぺい」と読む。(要下記追補参照) 英語でなく日本語で演説をしたのだから、せめてこの程度の漢字が読めないと、麻生首相以来のKY(漢字が読めない)首相の伝統を引きずってしまう。 国会質疑では、自民党の林芳正議員の「乗数効果の意味を知っているか」との質問に