阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦本戦・大場七段戦（白） 白１，３に黒Ａぐらいと思っていたら、 黒４と頑張られて困ってしまった。 ここで30分以上の長考・・・ （持ち時間は２時間） 打つ手が難しいし、考えてしまったし、 読み切れてないまま、白１から開戦。 黒16まで、読み筋通りで、ここで昼食休憩。 続いて、白１でやれそうかと思っていたのですが 黒８で連絡している事をウッカリ。 昼食休憩中に気がつき、冷や汗が吹き出ました。 この図は、ツブレなので方向転換しましたが、 当然、形勢を損ねました。 最初の図、白１で・・・ 白１が手順でしたか。 黒２なら、白３～５でＡとＢが見合い。 この後、何とか立て直し、 優位な局面もありましたが ヨセで緩んで、半目負け。 酷い負け方で凹んでますが、 切り替えて頑張ります。

既にニュースで大きく報道されていますが、 英才特別採用推薦棋士制度が新設され、 第１号として、仲邑菫さんの入段が決定しました。 英才特別採用推薦棋士採用者 入段にあたり、仲邑菫さんの棋力の審査するため、 昨年12月に行わわれた、張栩名人との 試験碁の棋譜を並べました。 （仲邑菫さんの黒番で、盤面６目負け） 堂々たる石の運びに感心し、 既にプロ棋士としての実力を 十分備えている事は、すぐに分かりました。 次に書類に目を通し、生年月日の欄で ３回ぐらい瞬きをして、次に自分の 算数の能力を疑いました。 平成２１年３月２日生！ ええっ、まだ９才・・・ ちなみに、ちょうど１０才で プロ棋士を志した高尾少年は、 院生（プロ養成機関）の試験碁で、 戸沢昭宣九段に３子で負かされたような。 さらに衝撃だったのは、昨日行われた 井山五冠との記念対局。 中盤過ぎまで、互角に戦い、 あの井山五冠に冷や汗をかかせる

日本のコンピューター囲碁ソフト 「Deep Zen Go」が昨日の対局で引退。 お疲れさまでした（疲れてないか）。 ここ２年ぐらいの成長ぶりが凄まじく 2016年は、小林光一名誉棋聖と３子で１勝１敗でしたが、 今や世界のトップ棋士でも、勝つのが難しい。 Deep Zen Goに限らず、AIが強くなり 人間の打つ碁も大きく様変わり。 先日の本因坊リーグ伊田八段（先番）と 芝野七段の対局は・・・ こんな布石が、流行の最先端みたいです。 ５年くらい前には、考えられない布石ですが・・・ 凄い勢いで、碁が変わっているので なかなか感覚が追いつかないし、 情報が多すぎて、整理できない。 でも、時代に乗り遅れないように、 少しずつ、AIから学んでいきたいですね。

最近、ＡＩのニュースがいくつか あったので、ここで紹介。 先日、最強のコンピューターソフト 「アルファ碁」の進化版が発表されました。 アルファ碁が滅法強いのは、今までと同じですが 目新しい出来事として、将棋とチェスも 同じように、強力なソフトを作ったこと。 「AlphaGo」から進化　将棋とチェスでも世界最強「AlphaZero」 特に、お隣の将棋界に、どのような影響があるのか、 これから注目してます。 12月9、10日に「ＡＩ竜生戦２０１７」が開催され 中国最強ＡＩ「絶芸」が決勝戦で 日本最強ＡＩ「Ｚen」を破り優勝。 棋譜が何局か公開されているので、 チラッと見たのですが、ＡＩ同士の碁は 何がなんだか、さっぱりわからない。 例えば、優勝した「絶芸」と「ＡＱ」の対局。 黒番の絶芸がすでに優勢で、何もしなくても 逃げ切れそうな局面です。 ここで、黒１と逃げ出しは、人間には理解不能。 次に白

昨日行われたＬＧ杯準決勝、井山七冠が 中国ランキング１位で世界最強と言われる 柯潔九段に勝ち、見事決勝進出！！！ 見ていて印象に残った局面は・・・ 黒番の井山七冠が右下で猛攻。 だだ、地合は白が大きくリード。 河九段としては、少しでも手になればと、 気楽に考えていたかも知れません。 白１は筋ですが、黒２と打たれ 続いて平凡な白Ａでは黒Ｂで、 はっきりした生きは見えない。 ここで・・・ 白１から、白３，５と打ったのは 全く気がつかなかったのですが、非凡な着想。 白Ａと白Ｂを見合いにされ、さすがの井山七冠も 参ったのかと思った。 しかし・・・ 黒１と並んだのが、さすがの強手。 白２に黒３で、困っているのは白の方だった。 この後、右下の白が全滅して勝負あり。 このあたりの競り合いは、非常に見応えがありました。 井山七冠の読みの深さ、力の強さに感心。 井山七冠は、世界トップクラスの力がありますが、

名人戦第４局は、１日目で死活の 見損じがあり、はっきり苦戦に。 ２日目、半分ヤケクソの勝負手が成功し 難しくなったかと感じましたが、 最後は、簡単なミスが出て負け。 これで、１勝３敗とカド番になりましたが、 あまり気にせず、次も精一杯打ちたいです。 対局場の石川県から、京都に移動。 写真は伏見稲荷大社の千本稲荷。 思わず息をのむ美しさでした。

今日、沖縄から帰京。 東京は、寒いですねぇ。 沖縄では、全く観光せずに スポーツ観戦ばかり。 野球(ロッテ)、１試合 バスケ(千葉ジェッツ)は、２試合。 全ての試合に勝ち、祝杯につぐ祝杯。 お気に入りは、沖縄限定の 泡盛コーヒー！ 東京でも、発売してくれないかなぁ。

昨日は、碁打ちにとってのお正月 「打ち初め式」でした。 そこでの話題は、もっぱらAI囲碁。 昨年末、ネット囲碁界に現れた「Master」。 結局は、昨年３月、イ・セドル九段を負かした 「AlphaGo」のバージョンアップしたソフトと判明。 人間に多少不利な条件だったとは言え、 日中韓台のトップ棋士が60連敗した事は、 最早、人間が勝てなくなったと言われても仕方がない。 しかし、棋士達に悲壮感は無いように思えました。 それより、レベルの高い碁を見ることができ、 楽しみや喜びの方が大きいのです。 この60局で、新たな定石や 新しい考え方が発見されました。 これを機に、人間の碁も進化するかも。 しかし、AlphaGoはどんどん強くなっている。 昨年の３月より、はっきり強いと思います。 もっと強くなってもらって、 新しい世界を見せてほしいですね。

第２回囲碁電王戦、第１局は、趙治勲名誉名人の見事な勝利。 しかし第２局は、「Zen」が勝ち、１勝１敗となりました。 昨日の第２局は、ニコニコ動画で解説していましたが、 Zenの打つ手に感心する事が、多かった。 やはり、人間より頭が柔らかい(？)ですねぇ。 ２局通してのZenの印象は、序盤が強く 石が込み合ってくると、やや危なっかしい。 まだ、強さと脆さが同居している感じです。 人間VSコンピュータは、見ていると面白いですね！ 僕は、打ちたくないですが。 第３局は、23日(祝)に行われます。 歴史に残る注目の１局、 皆さん、是非お見逃しなく！！！