ブックマーク / concretism.hatenablog.com (12)

  • 乗降客数世界最大の駅を使いこなせる人々が大雪で買占めをするという矛盾から見える、都市と人とのビジネスライクな関係 - concretism

    花粉症で朦朧とする意識の中、最近読んだ記事やブログを適当につまみい。 [徳力]世界の駅の乗降客数ランキングで日が上位を独占するほどの人数を毎日安定してさばけているのは、鉄道会社だけの手柄では無いという視点 確かに、日の大都市の各駅が、これほど多くの乗降客数を捌くことができているのは、乗降客側の協力のおかげだと思う。毎日見知らぬおっさんと頬を寄せ合うようにしながら電車に詰め込まれて通勤しているのは、誰に頼まれたわけでもない。しかしその協力意識の源泉を、日人のモラルなどといったところに求めてしまってよいのだろうか。 わたしは、都市とそこに住む人との関係は、もっとビジネスライクなものだと思っている。都市に住むことによる利益はなんなのか。それは、ある人にとっては高度な仕事と、それに対する高い報酬であるだろうし、また別の人にとっては、高い水準の教育であったりするだろう。一方で、その利益を得る

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    zu2 2014/03/10
    “高度で、冗長性のないシステム”
  • ごちそうさんのように「疎開」のできない現代の都市について - concretism

    今朝読んだこの記事について。ごちそうさんもあまちゃんも、全く見てないんですけどね。 「ごちそうさん」で悠太郎の逮捕はなぜ?「爆弾は当たらない」などの宣伝で犠牲者を増やした歴史を直視(水島宏明) - 個人 - Yahoo!ニュース 「空襲は怖くない」、「逃げずに火を消せ」 という当時の政府の指示の妥当性というところがこの記事のミソなのでしょうが、個人的に、それより前に「うーん」と唸ってしまったのが以下の箇所。 主人公のめ以子(杏)の夫の悠太郎(東出昌大)は、大阪市の防火改修課の課長。戦時には、建物を「疎開」する作業の責任者だ。「疎開」とは、火災や空襲などでの損害を減らすために、都市に集中する建物や住民を分散すること。 悠太郎がかかわる「疎開」は、建物を減らすことだ。 空襲の際の延焼被害を少しでも減らすため、住宅街に空き地を設けるように邪魔な住宅を「引き倒す」のが彼の仕事だ。 「疎開」と聞くと

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    zu2 2014/03/09
  • 日本企業のガラパゴスっぷりを例示するのに高強度コンクリート技術はふさわしくない - concretism

    今朝見かけた以下の記事に関して。 「日企業がグローバル化できない当の理由って何ですか?」:日経ビジネスオンライン 「私がよく使う例」として挙げられるものが、どうしてここまで事実と相違しているのか。たまたま話の枕に挙げた、高強度コンクリートという世間一般にはあまり馴染みのない技術を、たまたまタチの悪い件の黄色いコアラが目にしてしまった運のなさを、上記記事の筆者には嘆いてもらう他ない。 まず、 日のゼネコンは、超高層建築向けに耐震性の高い高強度コンクリートを競って開発してきました。 という入りからして、高強度コンクリートを語る常套句から、大いに外れている。適当にググって出てくる各ゼネコンの高強度コンクリートの開発についての報告を見れば、「NewRC総プロ」という言葉が必ずと言っていいほどに文頭に現れているのがわかると思うのだが、これは当時の建設省主導で推進された、国家プロジェクトなのであ

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    zu2 2013/12/17
  • 武雄市図書館に見るPPP/PFIのむずかしさ - concretism

    タイトルにはこう書いてしまったものの、武雄市図書館と武雄市長にまつわるテキストはネット上に膨大にあふれていて、その全てに目を通しているわけではないし、今回書くことは基的にぼくの頭の中でたぶんそうなんだろうな、と思っていることを文章にしただけの話であるので、誰かを非難しようとかいうものでないことは、最初に断っておく。 武雄市図書館はハコモノへのアンチテーゼである 武雄市図書館プロジェクトというのは、いわゆるハコモノ行政に対する批判、アンチテーゼとして企画されたものなんじゃないかと、ぼくは思っている。建設事業の経済果にばかり注目して、その成果物である建築物や土木構造物のうち、かなりの数のものが、あまり社会の役に立っていないではないかという批判。これは耳が痛い話だし、しかし耳を傾けなければいけないものだと思う。 これに対する施策はいろいろと提案されていて、その中のひとつがPFI(Privat

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    zu2 2013/10/05
  • 建築基準法違反を「どうでもいい違法行為」という奴は - concretism

    コンプライアンスと法令遵守 - 池田信夫 blog(旧館) なるほど、この人のサイト、大人気な理由がわかったよ。ダメすぎる。 建築確認は木造の建物の安全性を確認するためにできた制度で、現在の複雑な建築物の耐震性を図面だけで確認することはできない。実際の問題の大部分は、手抜き工事などの施工段階で起こるからだ。 建築基準法が成立したのは昭和25年。戦後復興でバンバン住宅が建ってるなかで、一般の木造住宅すべてに建築確認申請なんて求めたら、お役所は0.2秒でパンクするだろうが。普通の木造戸建住宅は、今も昔も建築確認不要。計算のいらない「仕様規定」さえ満たせば*1建てていい。大きくて複雑な建築物をどうしても建てたい、って人は、構造計算書をちゃんと作って、お役所に届けようね!ってのが、建築基準法の基的な考え方。それにしても、図面だけで建築確認審査をしていると思ってたのか?*2 建築基準法第六条 (建

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    zu2 2013/09/15
  • 建築基準法はトレードオフを否定しない - concretism

    トレードオフを否定する人々 - 池田信夫 blog(旧館) 建築基準法は過剰規制じゃないよって話は以前にしたんだけど、全然わかってないみたいなので改めて説明します。トラバとか読まないのかね?この人は。((と思ったら、トラバ受け取られてないよ(´・ω・`))) おそらく彼が建築基準法のことを過剰規制だと言っている根拠は、中越地震や岩手内陸地震など、最近起きた比較的大きな地震で大規模な建築物に目立った損壊がなかったことなんだろう。何故こんなに「無駄に」丈夫な建物になっているのか。経済的な、経済学的な設計ができていないでではないか。その原因は、経済活動を妨げる力、すなわち法規制にあるに違いない、というような思考ルートをたどったのではないかと、勝手に推測する。 確かに、結果から見れば日の建物は「無駄に」丈夫につくられているわけだが、「無意味に」丈夫につくられているわけではない。それを説明するには

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    zu2 2013/09/15
  • 建設業全体で見るとメンバーシップ型とジョブ型の二層構造である件 - concretism

    さて、前回のエントリで、ゼネコンがザ・メンバーシップ型雇用であることについて、そして日の企業のあり方自体を規定してきた可能性について考えました。すなわち、メンバーシップ型雇用とは大工のような徒弟制度の発展形であり、それがそのまま規模を大きくすることでゼネコンが成立し、さらにそれを模倣するような形で、日の企業の雇用形態が固まっていったのではないかと。 しかし、ここで無視できないのは、多重下請構造の存在です。建設業では、多重下請は違法でも脱法でもなく、建設業法第2条で公然と謳われたものです。建設業法はその名の通り、建設業にしか適用されません。受注状況がめまぐるしく変わる建設業において、ゼネコンがメンバーシップ型雇用を維持できるのは、「特例的に」多重下請構造が認められているからであり、一方で下請となる専門業者の多くはメンバーシップ型ではなく、ジョブ型雇用であり、ジョブを求めて複数のゼネコンと

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    zu2 2013/09/15
  • ぼくたちが知りたいのは、築○年じゃないんだ - concretism

    建物って、なんで「築○年」みたいな言い方いつまでも続けてんだろ。ぼくたちが知りたいのは、あと何年住めるかなんだ。あと何十年、何百年住める家は、きっときれいで良い家なはず。 じゃあ、あと何年住めるか、ってのはどうしたらわかるの?専門家が鑑定する・・・それも一つの手だとは思うし、住宅性能表示制度ってそういうことなんだ。だけど、ここはもっとストレートにいこう。オーナーに直接、「何年後に壊すつもりなの?」って聞いちゃおう。 何年後に建物を壊すつもりかなんて、明らかにしてもメリットがないだろうって?メリットがないなら、作ればいいんだ。 宣言した年に取り壊せば最も経済的であるよう、税金をうまいこと調整する。建物の寿命を長め申告して寿命が来る前に取り壊しても、逆に短めに言っといてなかなか取り壊さなくても、ペ・ナ・ル・テ・ィ。嘘ついてもだーれも得しないよ。 建物をいつ壊すのかがわかれば、その年にむけて維持

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    zu2 2013/09/15
  • [建築]ぼそぼそと型枠について語る - 2009-03-12 - concretism

    そろそろ、コンクリート打ち放しについての誤解を解いておこうと思うのですが、それにはまず、型枠というものについて知ってもらわなくてはならないかな、と。 打ち放しに限らず、コンクリートので柱や梁、壁をつくるためには、まず型枠をつくらなければなりません。パンが四角いのは、生地を入れる金型が四角いからであるのと同じように、みなさんが目にするコンクリートがあのような形になっているのは、型枠をそのような形につくったからです。もっとも、コンクリートはパン生地のようには膨らみませんので、山型パンのようにはなりませんけど。 型枠の素材は、何でも構いません。世の中には、鋼製、プラスチック製、透明のアクリル製など、さまざまな材質の型枠が存在しますが、加工のしやすさと価格の安さから、木製の型枠が最も多く使われています。 型枠はいわば木箱のようなものですから、中にコンクリートを入れると、圧力に耐えきれずに壊れてし

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    zu2 2013/09/15
  • 来るべき社会問題 ショッピングモールの撤退について - concretism

    ピエリ守山というショッピングモールがやばいという話は以前からちらほらとネット上でも囁かれていたのだけれど、先週あたりからにわかに話題になった。もう傷気味なのでリンクは省略。 なぜピエリ守山がそんな状況になったのかということについてはいろいろと言われているようだが、やはり近隣にもっと大きなショッピングモール、イオンモール草津がオープンしたからというのが大きいようだ。 ある商圏の中で、巨大なショッピングモール二つの共存は難しいというのは想像に難くないところだが、ひとつのショッピングモールが大きな商圏を押さえてしまうということは、地域にとってはメリットともに、かなり大きなリスクを抱え込むことになる。その最悪の事態は、ショッピングモールの撤退だ。 同じような懸念をしている人はいないかとググってみたところ、興味深い記事を見つけた。 イオンの撤退に揺れる地方都市 格化する郊外SCの淘汰!|Clos

    来るべき社会問題 ショッピングモールの撤退について - concretism
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    zu2 2013/09/15
    「ひとつのショッピングモールが大きな商圏を押さえてしまうということは、地域にとってはメリットともに、かなり大きなリスクを抱え込むことになる」/
  • カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察の誤謬 - concretism

    カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察1|建築エコノミスト 森山のブログ そのりくつはおかしい。 260mmたわむというのはおそらく計算間違いで、2を背中合わせにしたCチャンの1分しか断面2次モーメント見ていないから、たわみはもっと小さいとかそういうレベルじゃない。 25mの超大スパンの鉄骨にプレストレス=圧縮力を導入したら座屈するだろ。JK 座屈というのは、これ / _     /                 わかってねえっ・・・・! 、N´   `ヽ、/ ゝ      l 7二ニ7==‐-_、        今度の橋は イ      l /   // ̄\ /、`'‐、    ただごとじゃねえんだ・・・・・・ "W._ヽ=-‐|/-──'-~、.._/  `'‐、 \  ̄, ̄7 ⌒ヽ      /     \.ヽ    間違いなく・・・・・・・・・・ / ./    }.     k

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    zu2 2010/01/17
    帝愛は金があまってるからいいのでは。
  • テレビと建設業 - concretism

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    zu2 2008/04/01
    良エントリ。こういう気づきは重要。
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