ブックマーク / www.aist.go.jp (12)

  • 産総研:能登半島北部周辺に刻まれた日本海発達の歴史

    発表・掲載日:2019/08/23 能登半島北部周辺に刻まれた日海発達の歴史 -20万分の1地質図幅「輪島」(第2版)を刊行- ポイント 国土の基情報である「輪島」地域の20万分の1地質図幅を57年ぶりに全面改訂 最新の研究成果に基づき、海から陸に至る切れ目のないシームレスな地質情報として整備 地質情報の空白域であった浅い沿岸海域に発達する活断層を明確化 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)地質情報研究部門【研究部門長 田中 裕一郎】情報地質研究グループ 尾崎 正紀 上級主任研究員、海洋地質研究グループ 井上 卓彦 主任研究員らは、20万分の1地質図幅「輪島」を全面改訂し、57年ぶりに第2版として刊行した。 能登半島北部とその周辺海域にあたる「輪島」地域は、1993年能登半島沖地震や2007年能登半島地震などを引き起こした活断層帯が能登半島

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    zu2 2024/01/03
  • 産総研:2nm世代向けの新構造トランジスタの開発

    -台湾半導体研究開発拠点の国際連携により2nm世代向けのSi/Ge異種チャネル集積プラットフォームを構築 Si n型電界効果トランジスタ/Ge p型電界効果トランジスタを上下積層した新構造トランジスタを実現 高速情報処理を低消費電力で行える大規模集積回路実現へ新たな一歩 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】(以下「産総研」という)デバイス技術研究部門【研究部門長 中野 隆志】 先端CMOS技術研究グループ 張 文馨 (Chang Wen Hsin) 研究員を代表とする日チーム(産総研と東北大学)と国家実験研究院 台湾半導体研究中心(Taiwan Semiconductor Research Institute、以下「TSRI」という) の李 耀仁 (Lee Yao-Jen) リサーチフェローを代表とする台湾チーム(国立交通大学、国立成功大学、国立暨南国際大学、国

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    zu2 2023/04/04
  • 産総研:統合失調症の脳における「意味関係の乱れ」を発見

    発表・掲載日:2022/12/21 統合失調症の脳における「意味関係の乱れ」を発見 -AI技術の応用により脳活動から思考障害のメカニズムに迫る- ポイント AI技術を使った脳活動の解析により、統合失調症患者の脳では、ものの意味関係が乱れていることを捉えることに成功しました。 統合失調症では、脳内意味ネットワーク構造が無秩序になっているために、妄想などの思考障害が生じると考えられます。 研究結果は、統合失調症の病態理解や新規診断・治療法の開発につながることが期待されます。 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医学分野の高橋英彦教授、松有紀子助教、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT (エヌアイシーティー))の西田知史主任研究員、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の林隆介主任研究員、大阪大学大学院生命機能研究科の西伸志教授、京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神

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    zu2 2022/12/22
  • 産総研:電流密度、寿命を飛躍的に改善し、大容量のリチウム金属電極を実現

    リチウム金属と単層カーボンナノチューブシートを組み合わせた負極は、リチウムデンドライトの成長を大きく抑制 リチウム金属単独の負極に比べ5倍の電流密度と循環容量、20倍以上の寿命を実現 単層カーボンナノチューブシートは量産可能で、次世代電池の実用化を加速 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)ナノチューブ実用化研究センター 周 英主任研究員らは、日ゼオン株式会社(以下「日ゼオン」という)山岸智子研究員と共同で、スーパーグロース単層カーボンナノチューブ(SGCNT)を用いて作製したシートにより、リチウム金属の充放電時に発生するデンドライト(樹枝状結晶)を抑制する技術を開発した。この技術は高エネルギー密度で、大容量のリチウム金属電極(負極)の実用化に貢献する。 リチウムイオン二次電池において、リチウム金属は既存の負極材料(グラファイトなど)と比較して極めて高いエネルギー

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    zu2 2022/01/27
  • 産総研:共生細菌のちからで害虫が農薬に強くなる助け合いの仕組みを解明

    昆虫と共生細菌が助け合って農薬を解毒する仕組みを初めて解明 共生細菌の一つの遺伝子が、昆虫の農薬抵抗性に重要な因子であることを特定 共生細菌の農薬分解遺伝子を標的にした新たな害虫防除法の可能性 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という) 生物プロセス研究部門微生物生態工学研究グループ 菊池 義智 主任研究員 (兼)国立大学法人 北海道大学 大学院農学院 客員准教授、環境創生研究部門 環境機能活用研究グループ 佐藤 由也 主任研究員らは、国立大学法人 北海道大学(以下「北大」という) 大学院農学院 博士後期課程(当時) Jang Seonghan 氏、公立大学法人 秋田県立大学(以下「秋田県立大」という) 生物資源科学部応用生物科学科 竹下 和貴 助教と共同で、国立研究開発法人 農業・品産業技術総合研究機構【理事長 久間 和生】(以下「農研機構」という)と協力し、害虫が腸

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    zu2 2021/12/23
    “共生細菌が農薬を分解し、その分解産物である有毒物質をホソヘリカメムシが速やかに除去していると結論づけた。農薬の解毒に関して、宿主昆虫と共生細菌が共生関係を形成して、その関係がお互いの生存に寄与して”
  • 産総研:千葉県の太平洋岸で歴史記録にない津波の痕跡を発見

    発表・掲載日:2021/09/03 千葉県の太平洋岸で歴史記録にない津波の痕跡を発見 -約1000年前に発生した房総半島沖の巨大地震によって九十九里浜地域が浸水- ポイント 千葉県九十九里浜地域の地下で津波堆積物を発見 津波の再現シミュレーションによりM8クラスの地震が房総半島沖で発生したことが明らかに 房総半島沖に沈むフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界も津波の波源として注意が必要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】(以下「産総研」という)活断層・火山研究部門【研究部門長 伊藤 順一】海溝型地震履歴研究グループ 澤井 祐紀 上級主任研究員、行谷 佑一 主任研究員らと、カナダ・サイモンフレイザー大学 Jessica Pilarczyk助教は、産総研 地質情報研究部門【研究部門長 荒井 晃作】、アメリカ・サザン・ミシシッピ大学、筑波大学、東京大学、アメリカ・バー

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    zu2 2021/09/03
  • 産総研:地下で発見!ゲノムが膜で包まれたバクテリア

    世界中の地下環境に最も多く生息する「門」レベルで新しい細菌群を世界で初めて培養 細菌(原核生物)にも関わらずゲノムDNAが膜で包まれているという、従来の常識を覆す細菌 天然ガス田など地下環境でのメタン生成機構の解明や、原核生物の再定義や生物の進化と多様化の理解に迫る重要な成果 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】(以下「産総研」という)地圏資源環境研究部門【研究部門長 光畑 裕司】地圏微生物研究グループ 片山 泰樹 主任研究員、吉岡 秀佳 研究グループ長、生物プロセス研究部門【研究部門長 鈴木 馨】生物資源情報基盤研究グループ Nobu Masaru Konishi (延 優) 研究員、草田 裕之 研究員、孟 憲英 テクニカルスタッフ、鎌形 洋一 招聘研究員、玉木 秀幸 研究グループ長は、日電子株式会社【代表取締役社長兼COO 大井 泉】EM事業ユニット 細木 直樹

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    zu2 2021/01/13
  • 産総研:近赤外光を可視光に変換する固体材料を溶液塗布法で実現

    近赤外光を吸収する金属錯体分子を発光材料中に均一分散させて励起エネルギーの伝達を効率化 発光収率向上の指針となる発光過程のメカニズムの詳細を初めて解明 将来的には太陽電池、人工光合成などの太陽光利用技術の効率向上に期待 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)無機機能材料研究部門【研究部門長 松原 一郎】機能調和材料グループ 舟橋 良次 研究グループ長、鎌田 賢司 上級主任研究員、アブリケム アイズィティアイリ 元 博士研究員らは、国立大学法人 岩手大学【学長 岩渕 明】理工学部【学部長 船﨑 健一】葛原 大軌 准教授、国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学【学長 横矢 直和】先端科学技術研究科【研究科長 小笠原 司】山田 容子 教授、国立大学法人 大阪大学【総長 西尾 章治郎】大学院基礎工学研究科【研究科長 狩野 裕】宮坂 博 教授らと共同で、

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    zu2 2019/08/30
  • 産総研:ゾウムシが硬いのは共生細菌によることを解明

    ゾウムシ4種の共生細菌ナルドネラの極小ゲノムの配列を決定、解析 アミノ酸の一種であるチロシン合成に特化し、ゾウムシ外骨格の硬化・着色に関与 共生細菌の新規機能の解明のみならず、新たな害虫防除法開発のシーズとして期待 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 田村 具博】深津 武馬 首席研究員(兼)生物共生進化機構研究グループ 研究グループ長、産総研・早大 生体システムビッグデータ解析オープンイノベーションラボラトリ【ラボ長 竹山 春子】(兼)生物プロセス研究部門 生物共生進化機構研究グループ 安佛 尚志 主任研究員、生物共生進化機構研究グループ 森山 実 主任研究員らは、放送大学、九州大学、鹿児島大学、京都大学、東京大学、沖縄科学技術大学院大学、基礎生物学研究所と協力して、ゾウムシ4種の細胞内共生細菌ナルドネラの全ゲ

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    zu2 2017/09/21
  • 産総研:光子一つが見える「光子顕微鏡」を世界で初めて開発

    光子を1個ずつ観測でき、その波長もわかる超高感度顕微鏡を開発 従来の光学顕微鏡で観測できない極微弱光でカラー画像の撮影に世界で初めて成功 生体細胞の発光観察や微量化学物質の蛍光分析など、医療・バイオ、半導体分野での利用に期待 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という) 物理計測標準研究部門【研究部門長 中村 安宏】 量子光計測研究グループ 福田 大治 研究グループ長、丹羽 一樹 主任研究員は、従来の光学顕微鏡では観測できない極めて弱い光でも、明瞭なカラー画像を観察できる「光子顕微鏡」を世界で初めて開発した。 通常、試料をカラー観測する際には、白黒画像しか得られない電子顕微鏡ではなく、光学顕微鏡が用いられる。光学顕微鏡は、試料からの光をレンズで集光してCMOSカメラなどの光検出器で観察する。しかし、試料からの光が極めて弱くて光検出器の検出限界を下回ると

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    zu2 2017/04/08
  • 産総研:沖縄県久米島西方海域に新たな海底熱水活動域を発見

    独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)地質情報研究部門【研究部門長 牧野 雅彦】池原 研 副研究部門長らは、2012年8月20日~9月13日に海洋調査船「第七開洋丸」(499トン、日海洋株式会社所有)による沖縄県久米島および鹿児島県沖永良部島周辺海域の海底調査を実施し、久米島西方海域において新たな海底熱水活動域を発見した。この海底熱水活動域は海底火山のカルデラ内にあり、活発な熱水活動を示すプルームを音響調査で複数確認したほか、海底熱水活動に関係して形成されたチムニーの破片と考えられる試料を採取した。また、同様なカルデラをもつ海底火山がこの熱水活動域に隣接するように複数存在するが、これらの一部からは熱水活動により形成されたと考えられるマンガン酸化物が採取された。なお、久米島西方海域では、これまでカルデラ地形をもつ海底火山や海底熱水活動は知られていなか

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    zu2 2014/05/22
  • 世界初、微生物から多細胞生物へのゲノム水平転移を確認 -生物進化論などへ影響か - AIST Today 2003.01 VOL.3-1_topics

    産総研生物機能工学研究部門は東京大学と共同で、豆類の害虫として知られるアズキゾウムシのX染色体の中に、微生物の大きなゲノム断片が入りこんでいることを明らかにし、2002年10月29日発行の米国科学アカデミー紀要(Proc. Natl. Acad. Sci. USA)に発表した。この微生物はボルバキアと呼ばれる共生細菌で、昆虫の細胞の中に生息する性質を持っている。研究成果によって、微生物から多細胞生物への遺伝子の水平転移が自然界で実際に起こったという明確な証拠が、世界で初めて示された。  この発見により、我々ヒトを含む高等生物においても、腸内や環境中に存在する微生物や、あるいは寄生者や共生者として共存している微生物から、遠い種の壁を越えて遺伝子を取り込む可能性がありうることが示唆された。すなわち、生物進化において考慮すべき要因として、病原体や寄生者との相互作用を理解するうえで、さらには

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    zu2 2010/12/20
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