今年の4月半ば、ちきりんは和歌山県の新宮市を訪ねていました。新宮市は和歌山県の三重県寄り、紀伊半島の最南端からちょっとだけ東にある人口3万人強の市です。下記(紀伊半島の地図)でピンクのところですね。 訪問理由は後で書きますが、まずは読者の皆さんにも、この典型的な日本の地方都市のひとつともいえる新宮市がどんなところなのか、イメージをもって頂ければと思います。 ★★★ 新宮市の面積は255平方キロメートル(世田谷区と大田区を合わせると117平方キロメートルなのでその倍くらい)ですが、大半は森林で、宅地は海沿いに2.1%のみ、田畑も2.3%だけです。 この付近は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」(いわゆる熊野古道)として世界遺産に指定されており、新宮市にある熊野速玉大社を始め、熊野本宮大社、熊野那智大社(あわせて熊野三山)が近隣市にあります。 山は森深く急勾配で、まさに霊山、スピリチュアルス