東京都の小池知事は9月29日、2020年東京五輪・パラリンピックの期間中、使用が制限されることが決まっている国際展示場「東京ビッグサイト」(江東区)で、一部の人気イベントが開催できるよう調整していることを明らかにした。 小池知事によると、調整をしているのは、国内最大級の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」。毎年、8月と12月にビッグサイトで開かれ、毎回50万人以上を集めている。20年は五輪のプレスセンターなどが設置されるため、8月の開催は困難とみられていた。 都が大会組織委員会と救済措置を検討した結果、通常より使用スペースは減るものの、5月1~5日に一部の展示棟がコミケに使える見通しになったという。今後、コミケの主催者側と5月開催について調整する。