「手に職があれば安心」も今は昔。技術職の仕事単価は10年前の約半額に 週プレNEWS 11月30日(水)12時51分配信 現在、就職市場では「正社員志向」が高まっている。だが、たとえ正社員で採用されたとしても、この不況のご時世だとリストラに遭ったり、または会社がいつ倒産してもおかしくない。そんなときに心強いのが「手に職」を持っている技術系労働者だ。だが彼らの仕事も、軒並み単価が下がる傾向にあるという。 かつては安定の代名詞だった「国家資格」保持者の建築設計士の42歳男性は、こう憤(いきどお)る。 「こんなギャラじゃ、とてもじゃないけどやってらんねえ! 工務店の依頼を受けて戸建住宅の設計図面を作ってるんだけど、10年前じゃ売出し価格の10%が取り分だったのに、今じゃたったの3%だぞ。1000万円の戸建てなら、ギャラが100万円から30万円に減ったってことになる。生活苦で辞めていった同業者