早稲田大学は、下記のとおり、不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明しましたので、当該学位について、授与の取り消しを決定しました。現在、本人に学位記の返還を求めています。 氏名:晏 英〔博士(公共経営)、大学院公共経営研究科2010年9月15日授与〕 論文タイトル:「近代立憲主義の原理から見た現行中国憲法――ソ連的マルクス主義の影響を踏まえて――」 概要 博士学位授与論文において、少なくとも64カ所にわたり不適切な引用がなされており、そのうち12カ所においては晏氏自身の見解であるとして論述されている部分について、他者が作成した文献から無断で盗用している。早稲田大学学位規則第23条(※)に規定されている「不正の方法により学位の授与を受けた事実」にあたると認定。 経緯 2011年8月に公共経営研究科事務所に、匿名で、注記部分に不適切な引用が2カ所ある旨の電話による通報があった。これに対して