日本の女性研究者の研究者全体に占める割合は、過去最高の14・4%(2013年3月31日時点)だったものの、欧米など主要国では依然として最低レベルにあることが14日、総務省の科学技術研究調査で分かった。 理系の女性研究者が「リケジョ」と呼ばれ注目を集めているが、日本での女性研究者の進出はまだ途上にあると言えそうだ。 大学や民間企業などで活躍する日本の女性研究者数は、03年は8万8700人だったがほぼ右肩上がりで増え、13年には12万7800人となった。大学では、4人に1人が女性研究者だ。 しかし、世界の女性研究者の割合に目を向けると、ロシア41・2%、英国37・7%、イタリア34・9%などと日本を大きく上回る。韓国も17・3%だった。