中部地方の公立中学校でクラスの担任を務める50代の女性教諭が今春、日曜の授業参観を欠席し、テレビ番組「NHKのど自慢」に出た。「先生の公私」の問題では、埼玉の県立高校で担任教諭らが入学式を欠席し自分の子の入学式に出て話題になった。のど自慢をめぐってもネット上などで賛否の議論が起きている。 この中学校や地元教育委員会によると、授業参観は親が出席しやすい休日によくある。今春の日程は年明けに決定。日曜に全クラスの授業参観を行い、続いてPTA総会、学年別の教師と親の懇談会を開いた。 歌が趣味のこの教諭は、同じ日に生放送されるNHKのど自慢に出たいと考え、3週間ほど前に校長に相談。約10日後にはこの日の有給休暇の取得願を出し、校長に認められた。 校長は「教諭から日程が重なり心苦しいとも聞いたが、日ごろ仕事熱心な方から再度、(のど自慢への)強い思いを伝えられた。都合がつく限り勤務するのは教職員として大