NHKは9日、新放送センターの建設地を渋谷区神南2丁目の現有地に決めたと発表した。2020年の東京五輪・パラリンピック後に着工して順次建て替えし、ニュースセンターなどは5年後の運用開始を目指す。工期終了まで約20年かかる見通しだが、NHKは「出来るだけ早期に終えたい」としている。 会見で籾井勝人会長は、都内の別の場所への移転も検討したことを明らかにしたうえで、「現在の場所であれば土地の取得費用が不要でアクセスがよく、(関連会社などを含めた)全ての機能を集約できる」と理由を説明した。これまで建て替え費用は、移転を前提に約3400億円と見積もっていたが、籾井会長は「(当初より)高くなるか安くなるかは全く分からない」と語った。NHKによると、建て替えのための積立金は昨年度末の時点で1348億円だという。 現在の放送センターのうち最も古い部分は、1964年の東京五輪の国際放送センターを改修したもの
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