予防接種を受けた人の氏名や生年月日、接種日などを記録し、市町村が5年間保存する予防接種台帳=2024年5月20日午後1時11分、遠藤浩二撮影 新型コロナウイルスワクチンなどの予防接種の記録について、厚生労働省は、保存期間を現行の5年間から延長する方針を固めた。新たな保存期間は未定だが、「生涯」も検討する。保存期間のルールが変われば、2007年に予防接種法に明記されてから初めてとなる。 【写真まとめ】コロナ禍、閑散とする東京、防護服で抱擁、猫もマスク ◇長らく不変のルール 予防接種のうち、法律に基づいて市町村が行う「定期接種」(風疹や結核、B型肝炎など17疾病が対象)や緊急時に行われる「特例臨時接種」(3月までの新型コロナワクチン)の記録は、市町村が保存。住所や氏名、生年月日、接種日などを載せた「予防接種台帳」を電子データなどで保有している。義務付けられた保存期間は、予防接種法の施行規則に基