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ブックマーク / nojirimiho.exblog.jp (3)

  • とくダネの給食番組について | 油断するなここは戦場だ

    先日フジのとくダネである学校給センターで、品の納品段階で放射性物質をはかる取り組みを紹介していたとききました。空間放射線量が 28cpm のときに品にALOCA の線量計をあてて3倍程度であれば使わないということだったと聞いています。これはあまり意味のある取り組みと思えないので、そのことについて説明したいと思います。 品の測定の場合一番大事なことは、遮蔽、つまり外からくる放射線を遮断して、品からの線量だけを測定することです。 これは以前に早野先生がだしておられた品中にセシウムが入っている時の放射線量ですが、現在の暫定基準いっぱい500Bq/Kg だとして表面線量で最大0.03μSv程度しかないとわかります(http://twitpic.com/5oamfb) 実際には LB2045 のように品検査装置にいれて測る時は、量が少ないため線量はさらに小さくなります。 空間線量が

    とくダネの給食番組について | 油断するなここは戦場だ
    zyugem
    zyugem 2011/10/02
  • 科学と報道の間で (ニュートリノの速度と光の速度) | 油断するなここは戦場だ

    新しい実験データについての新聞・テレビ報道が研究者の間の「雰囲気」を伝えていないというのは、たしかにあることなのだけど、今回ばかりは少し乖離が大きすぎるような気がするので、久しぶりに素粒子物理の話をブログに書こうと思います。 OPERA は CERN から打ち出したニュートリノビームを、730km離れたイタリアのグランサッソという地下実験施設でで受け止める実験です。CERN から出るビームはミューオンニュートリノですが、ニュートリノ振動があるので長距離を飛ぶ間にタウニュートリノに変化し、これが測定器にあたる時にタウレプトンが出ます。この実験はそのタウレプトンを測ろうとするものです。主要な測定器はエマルジョン(写真乾板)という名古屋大学が長く手がけてきた装置で、日の貢献が極めて大きいことでも知られています。 今回の発表はこのニュートリノ振動とは関係がなく、ニュートリノがグランサッソに到着す

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  • 陽子の大きさが小さくなった、について。 | 油断するなここは戦場だ

    昨日話題のナショナルジオグラフックの記事( http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100708001&expand ) について。 陽子のまわりに電子をまわすかわりにミューオンという電子と似た素粒子を回してみる。量子力学によって、ミューオンがとれる軌道は離散的な値で決まっていて、実験はその軌道で決まるエネルギーレベル間をミューオンが動いたときにでる光をはかった。で、この結果で「電磁気学を使った計算結果と違っていて、電子が回っているときとミューオンが回っているときで、陽子の大きさが違っている。これはすごい発見で電磁気学のほころびがみつかったかもしれない」、とこう読めるように、このナショナルジオグラフィックの記事には書いてある。 でも、Nature news http://bit.ly/aOnbG

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