(CNN) バルト海に臨むラトビアのリンケービッチ外相は21日、ロシアのプーチン大統領が発動した「部分的な動員令」に関連し、これを逃れて入国を図るロシア人を保護はしないとの方針を示した。 保安対策を理由に挙げ、「ラトビアは人道などを考慮した入国ビザをこれらロシア人には発給しない」と説明。また、今月19日以降、欧州連合(EU)の「シェンゲン協定」に準じたビザを保持するロシア人に課している入国規制に変更もないと述べた。 シェンゲン協定はEU加盟国の大半で住民の自由な越境を認めている。 ラトビアは数日前、バルト海に面するほかの諸国と共にウクライナ侵攻に抗議する形で一部のロシア人観光客の受け入れ禁止を開始していた。 また、バルト3国とポーランドは今月、ロシア人へのシェンゲン協定のビザ供与を限定することで合意してもいた。ロシア人の流入で安全保障に「深刻な脅威が生じる」ことを原因にしていた。
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