症の人たちにはつらい、スギが舞う季節が迫ってきた。 をなくすことはできないか――。その願いに応えようと、全国に先駆け、厚木市の県自然環境保全センターで、を出さない無スギの苗を大量生産する計画が動き出している。(石黒穣) センターの一角には昨年末、育苗箱にスギの穂先がぎっしりと植えられていた。「挿し木にしてそろそろ1年。根が順調に伸びており、春先に畑に移植する。種子を用いず、挿し木で増やすのがポイントで大幅な増産が見込める」。主任研究員の斎藤央嗣(ひろし)さん(54)が解説してくれた。 挿し木の親木は、突然変異により雄花にがつかなくなった無スギの成木20本余り。県の試験林で育てているもののうち、成長速度や材質が特に優れた「エリート」を選んだ。 挿し木は、親と遺伝的に同一なクローンになり、無の性質に加え、ほかの特徴も引き継ぐ。10年ほどかけ、挿し木を2世代繰り返し、エリート無スギのクローンを数
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