コロナ感染と後遺症により、ほぼほぼ家に篭り続ける生活をはじめて早一ヶ月。家に居続けるのは気が滅入るし、まだあまり固い文は読めないから、エッセイに手をつける。 今をときめく小泉悠氏のエッセイだ。 ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔 作者:小泉 悠 PHP研究所 Amazon この本は以下の構成から成る。 ロシアに暮らす人々 ロシア人の住まい ロシアの地下空間 ロシアの食 ロシアを取り巻く国際関係 プーチンの権力 ロシアでの生活経験があり、トークイベントでも大活躍する小泉氏のご本だけあり、流石に面白い。ロシアってどんな雰囲気の国なんだろうか?というのをバクっと捉える上でも、大変役に立つのではないかと思う。 自分語りをすると、私はロシアの隣国ベラルーシに半年程度留学していた経験がある。期間は短く、学生というゆるい立場なのだから、小泉先生の経験の「密度」には到底及ばない。当然、隣国であ