なぜ今、金星と木星は大接近して見えるの?昨年の夏頃から木星は夜空にひときわ明るく輝き、目を楽しませてきました。しかし、だんだん沈むのが早くなり、見納めを迎えつつあります。 これから木星は地球から見て太陽の裏側になり、いったん見えなくなります。 再び6月頃から夜明けの空に見えるようになりますが、多くの人は寝ている時間ですし、観測しやすい夜に見えるようになるのは夏まで待つ必要があります。 反対に、金星はこれまで「明けの明星」のターンで、夜明けに東の空に出ていました。それが現在「宵の明星」のターンとなり、ようやく観測しやすい高度まで上がってきたところです。 金星はこれから6月4日のもっとも高度が高くなる「東方最大離角」に向けて日々高度があがっていくので、どんどん観測しやすくなっていきます。 つまり、同じ時刻に観測すると木星は日々高度を下げていくのに対し、金星は逆に徐々に高度を上げているので、今回