朝鮮半島 韓国経済の不振と慰安婦合意への反発が朴への思わぬ逆風に? The Presidential Blue House/News1-REUTERS 韓国の保守系与党・セヌリ党は先週の総選挙(定数300)で惨敗し、国会の過半数を失った。獲得できたのはわずか122議席。無所属で当選した離党組7人の復党で第1党は維持する見込みだが、与党が選挙で少数派に転落したのは16年ぶりだ。 最大野党の「共に民主党」は123議席を獲得。同党を離脱した安哲秀(アン・チョルス)の率いる新党「国民の党」は38議席と予想外の健闘を見せた(残りの議席は正義党が6、無所属11)。朴槿恵(パク・クネ)大統領は国会を野党に握られた状態で、残り1年10カ月の任期を乗り切らなくてはならない。 それにしても、予想外の結果だ。これまで左派(野党)は内輪もめを繰り返し、朴の政策に有効な反撃ができなかった。昨年末に安が「共に民主党」
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