7月8日、イラク保健省は7日、首都バグダッドで3日に発生した自爆攻撃による死者数が292人に達したと発表した。写真はカラダの自爆攻撃跡。4日撮影(2016年 ロイター/Ahmed Saad) イラク保健省は7日、首都バグダッドで3日に発生した自爆攻撃による死者数が292人に達したと発表した。爆弾攻撃の死者数としては、2003年のイラク戦争開始以降、最悪となった。 自爆攻撃は、イスラム教シーア派が多数を占める商業地区カラダで発生。負傷者は200人超。過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を発表した。 また治安関係筋は、バグダッドの北に位置するシーア派の廟(びょう)近くで7日夜、3件の自爆攻撃が発生し、少なくとも35人が死亡、60人が負傷したと明らかにした。 同筋によると、現地時間午後11時頃に男が廟の入り口で爆発物を付けたベルトを爆発させた後、銃で武装した数人が中に入り、イスラム教の断食