また、今作は、新生・仕事人が始動した2007年から、東山演じる小五郎の義母・こうを演じてきた野際陽子さんが出演する最後の必殺シリーズとなってしまった。婿役の東山、小五郎の妻で娘役の中越典子との3人の軽妙な掛け合いも、見納め。 東山は「今年、野際さんが亡くなってしまいましたが、そうした先輩方と京都で、しかも時代劇作品でご一緒してきたことが、今の僕を培ってくれています。野際さんと最初にお会いしたのは僕が10代の頃で、ほかの作品でも母親役をやってくださったこともあり、普段から本当の息子のように接してくださいました。今回は、京都には来られないかもしれないという中、体力を振り絞って京都での撮影に参加してくださった。『良くなったらまた食事に行きましょうね』と話したのが最後になってしまいましたが、撮影中は苦しさを微塵も見せず、プロ根性、女優魂を見せてくださいました。そういう姿勢も僕は引き継いでいかなけれ
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