北方領土・国後島付近の海上でゴムボートに乗っていたとしてロシア国境警備隊に身柄拘束された日本人男性は、当時、モデルガンやサバイバルナイフ、全地球測位システム(GPS)を所持していたことが23日、捜査当局への取材でわかった。 捜査当局によると、拘束された男性はサバイバルゲームが趣味との情報があり、特別な政治的思想はないという。ゲーム中にボートが流されて、同島に近づいてしまった可能性があるという。 現地報道などによると、拘束されたのは栗山圭輔さん(37)とみられている。
【モスクワ時事】ロシア政権与党・統一ロシアの青年組織「若き親衛隊」は13日、日本が大震災に見舞われたことを受けて、15日に計画していた北方領土・国後島にロシア国旗を立てる示威行動を中止したことを明らかにした。インタファクス通信が伝えた。 「若き親衛隊」の幹部は「破壊的な災害発生に伴い、日ロ両国の最近の政治対立は二次的なものとなった」と指摘した。 また、同組織は13日、在モスクワ日本大使館前に花束をささげた。プロコペンコ代表は「犠牲者の家族に哀悼の意を示したい」と語った。 【関連記事】 【特集】日本海海戦〜天気晴朗ナレドモ波高シ〜 【特集】赤い星の戦闘機 ミグ&スホーイ〜北朝鮮で現役のMIG23も〜 【特集】尖閣諸島 緊張の海 国後、択捉の2駐屯地に配置=千島諸島駐留部隊 「美人スパイ」が北方領土へ=領有アピールに一役
【モスクワ=副島英樹】13日に横浜で行われた日ロ首脳会談に関し、ロシアの有力紙コメルサントは15日付で、ロシアは北方領土をめぐる交渉方針を転換し、歯舞・色丹の2島引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言に基づいた交渉はもう行わない、と報じた。ロシア代表団の消息筋の話として伝えた。 記事では、領土問題は今年、決定的に行き詰まったと指摘。同筋は、プーチン政権時代は日ソ共同宣言に基づいて平和条約締結後に2島を引き渡す用意があったが、今はロシアの立場は変わったとし、表向きは同宣言を拒否していなくても、もう協議する余地はないとしている。 「日本側はこの問題をある種アニメ的に見ている。我々がまず2島を、さらに4島すべてを引き渡したいと考えたようだが、これらの島はロシア領というのが今の我々の立場だ」とも述べたという。 メドベージェフ大統領は今月1日、日本政府の警告を無視する形で、ソ連時代を通じロ
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2010年11月11日 (木)時論公論 「対ロシア情報収集強化」 リード ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問した問題で、日本の対ロシア情報収集能力の低下が露わになりました。きょうは北方領土問題を抱えるロシアへの情報収集能力を高めるために何をしたらよいのか考えてみます。 ロシアのメドベージェフ大統領は、今月1日北方領土の国後島を訪問しました。官邸には外務省からメドベージェフ大統領の北方領土訪問の可能性は低いと言う判断が事前に伝えられ、訪問当日も報道で大統領の北方領土訪問を確認すると言う事態となりました。 前原外務大臣「NHK等で報道されていることは存じていますが、まだ事実確認はしていません」管総理「私もNHKによればメドベージェフ大統領が国後島に着いたと言う報告を受けています。大変遺憾なことだとおもっております」(11月
ロシアのメドベージェフ大統領が今日、日本が自国領土と主張する国後島を4時間ほどの短時間だが訪問した。ソ連時代を含めロシアの最高指導者による、日本主張の北方領土への初訪問となる。訪問は9月29日に想定されていたが、日本側からの中止要請を考慮してか延長されていた。今日決行した意図だが、ロシア側に従来にもまして強い領土主張の意図が込められていると見るのが自然だろう。だがその背景となる理由は単純ではないだろう。 一番の理由は、中国による強行な尖閣諸島海域侵犯と同様、民主党政権による日本の威信の低下である。日本が中国やロシアに対して、自国領土を侵せば痛い目に遭いますよというシグナルを出しつつ、反面ではにこやかに友好な外交を展開しているなら、その笑顔に泥を塗るわけにもいかないという判断にもなる。しかし、9月10日メドベージェフ大統領は訪露した鳩山由紀夫前首相と北方領土問題について会談した際、豆鉄砲を食
鳩山由紀夫前首相は16日、地元・北海道のテレビ番組に出演し、北方領土問題に関して、首相時代に「それなりのシナリオを考えていた」と述べ、具体的な解決策を模索していたことを明らかにした。 鳩山氏は「外務省主導で『4島全部、いっぺんに返ってこい』という議論をしていたら千年たっても返ってこない」と批判。「日露関係が一番の心残りだ。非常に悔しい思いがある」と、今後も領土問題への関与に意欲をにじませた。 また首相の立場について「孤独だ。最終的に自分ですべて判断しなければならない」と説明。国民との触れ合いを政治に生かそうとしたものの「官邸と公邸にいたので、閉じ込められた中で意思決定しなければならず、本当に正しい選択ができるのかと不安にさいなまれた」と振り返った。
インタファクス通信などによると、ロシアのポポフキン国防次官は7日、フランスからのミストラル級強襲揚陸艦の購入が必要な理由として、北方四島に対する日本の領土要求を挙げた。 同次官は「極東には、ロシアの視点では解決済みだが、日本の視点では未解決の問題がある」と指摘。もしミストラルのような艦船がなければ、サハリンなどに数千人規模の将兵を展開、維持する必要に迫られると述べた。 ロシアはフランスからミストラル4隻の購入について交渉中とされるが、同次官は、1隻は完成艦としてフランスから引き渡しを受けるが、残りはフランスの技術を導入して自国で建造する方針だと説明した。 ロシア側は最近、日本の領土要求がロシアにとって脅威になっていると表明している。(共同)
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