「ソーシャルゲーム」「ソーシャルアプリ」という耳慣れない言葉が株式市場を駆け巡る。インターネット上で、友人・知人間のコミュニケーション手段を構築するために成立したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の成長速度に一服感が見えはじめた時、突如現れた“新材料”だ。目新しいキーワードだけに、株式市場でもかなり注目度の高いキーワードとなっており、実際、国内でのパイオニアといえるディー・エヌ・エー(2432)とミクシィ(2121・東マ)の2社の株価は、この取り組みの巧拙で明と暗が鮮明に分かれた。全体相場が方向感を欠く中では、個別の材料物色における思惑と連想の増幅装置として機能している面もあり、軽量低位株が大きく値を飛ばす背景になっている。 「ソーシャルゲーム」「ソーシャルアプリ」という言葉が株式市場でスポットライトを浴びたのは2009年。そして、ミクシィが「mixiアプリ」をスタートさせ、